知恵と勇気と

釉薬を調合し、専用の摺り機にかけ
擦り合わせます

白磁透明釉に関しては六種の原料を
ブレンド。
天然の原料がここのところ
発注するたびに質が変わってたり
価格がかなり上がっていたりして
僕らは頭を悩ませています。

原料の変化に対しては
「もしこう変わってしまったら
ここの調合比を調節する」
という自分なりのメソッドが必要で
釉薬に関しては修行中にさんざん
やらせてもらえたので身についており
そこは調整していける自負はあります。

ただ、土石原料は掘ってもらえないと
手に入らないし(掘る人もいるが)
精製に手間のかかる天然灰なども
かかわる人が年々減っているので
ゆくゆくは普通の流通では手に入らなくなる
可能性があります。
こういったことは、工芸に関わる
どの分野にも起こっている問題です。

僕らの世代は
先代までうまくいってきた方法で
逃げ切ることはできません。

 

避けられない変化の節目を目前に
それをどういう方法で乗り越えられるか
知恵と勇気が試されている気がします。