小さいおっさん

僕ら陶芸作品を作って生活する者の五割の頭の中には

小さなおっさんが住んでいるんじゃないかなぁ、という話。

 

奴は真っ白な蓬髪に頬ひげをたくわえ袴姿

 

そう、まさにこういった感じ

 

(笑)

 

陶芸に関わるものだけでなく

 世の中の99%の人が間違いなく「陶芸家」だと

判断する姿でしょう。

 ドラマや漫画に陶芸家が出てくる場合には

だいたいこの方の姿をしていますね。

 

陶芸家という職業があるような、ないような時代に

ファッションや立ち振る舞いも含めた強烈なキャラクターを

この方は作り上げました。

 

古陶の再現に関して非常にテクニカルで

数々の名品を残し

また、陶磁器とその歴史の研究家としても知られ

辞典の編集にも携わるくらいの博識であられました

巨人ですね。

 

そんな方によく似たおっさんが

あたまの隅で僕らの手元を覗き込んできながら

ニヤニヤします。

 

別にアンタなんか目指しちゃいないさと

知らんぷりするのですが

どんなに無視したところで

おっさんは視界に入ってきます

 

腹が立ちますね!嫌な奴!

 

そんな「奴」を消し去れない僕の心は

いったい何に引っかかっているのでしょうか

 

今日は窯炊き。