40を前に

今年とある集まりに参加をした。

到着してから気づいたけど、かなり政治の匂いのする集まりだった。

公からの資金も投入されたプロジェクトだとうすうす聞いてはいたけど

やって来てみると、僕以外はスーツでばっちり決めた方ばかりだったので
入室するのにかなり躊躇した。

壇上ではプロジェクトの主要人物たちが思いを語る。

 

僕はかなり前のほうで聞いていたのだけど

(そこしか席空いてなくて)

最前列の人たちに目をやると

かなり大げさにかぶりを振って話に聞き入っている。

「私もあなたと全く同じ思いです!」

「一緒に仕事が出来て嬉しい!光栄です!」

という気持ちを伝えようとしているようにも見える。

 

そんな場所に居合わせることはいままでほとんどなかったので

その光景はすごく目に焼き付いたし、とても貴重な体験だったのです。

 

 

日々、SNSのタイムラインやニュースサイトに残されているコメントには

「世の中悪い奴ばかりだ!」「世の中おかしい!」「何とかしろ!」

といったどげんかせんば的な書き込みが駆け巡ります。

 

僕はもともとシラケがち、あまのじゃくな性格につき

そういった熱っぽい言葉を見ながら

「熱いなぁ」とか「へぇ~」とかしか感じれないのだけれど

 

先の集まりで感じた

大きな利益を共有し、分け合おうとする人たちの持つ

なんだか、えも言われぬ熱気とか凄み・パワー、結束感

 

それらと比べると、とてもとてもか細いもののように感じてしまう。

 

文学や音楽、工芸のような芸術や思想、哲学も

前述したような、どちらかといえばパワー・権威的なものから生まれてくるものもあれば

こういった か細い叫び・祈りのようなものの中から生まれてくるもの

その二つがあるようですね。

結果、必然的に産み落とされて

僕らはときに美術館のジョーセツとかでそれらをなんだか同列に見ていたりするので

変な感じもします。

 

ともかく僕のようなたぐいの者は

とくだんコレといった考えは持てないまま

そういった双方のあいだをときに観察させてもらいながら

ふわふわと飛び回りながら一生を過ごすんだろうな…

見かたによれば思想のないザンネン!な生き方かもしれないですね。

 

いやーもうすぐ40にもなるというのに
大変お恥ずかしい限りなのですが、そんなことを思ってしまいました。

共感できない方もいるでしょう。

ゴメンナサイ!