知恵と勇気と

釉薬を調合し、専用の摺り機にかけ
擦り合わせます

白磁透明釉に関しては六種の原料を
ブレンド。
天然の原料がここのところ
発注するたびに質が変わってたり
価格がかなり上がっていたりして
僕らは頭を悩ませています。

原料の変化に対しては
「もしこう変わってしまったら
ここの調合比を調節する」
という自分なりのメソッドが必要で
釉薬に関しては修行中にさんざん
やらせてもらえたので身についており
そこは調整していける自負はあります。

ただ、土石原料は掘ってもらえないと
手に入らないし(掘る人もいるが)
精製に手間のかかる天然灰なども
かかわる人が年々減っているので
ゆくゆくは普通の流通では手に入らなくなる
可能性があります。
こういったことは、工芸に関わる
どの分野にも起こっている問題です。

僕らの世代は
先代までうまくいってきた方法で
逃げ切ることはできません。

 

避けられない変化の節目を目前に
それをどういう方法で乗り越えられるか
知恵と勇気が試されている気がします。

年棒五億の男と

帰省してた嫁さんと子供たちを迎えに
博多駅に来たのですが
サガン鳥栖に加入したばかりの
元スペイン代表のスーパースター
フェルナンド・トーレス選手が
改札で駅員さんに到着ホームを確認していた
自分のすぐ横を通り過ぎていった。
 
息子が一緒だったら狂喜してたろうに…
あと十分もずれてたら一緒だったのに…
俺全然サッカー知らないんだよ
スマン息子よ、、、
無駄な経験、、、勿体なかった、、、
と悔やむなかれ。
年棒五億の人物を目の前にすることは
なかなかないし、大事な思い出にしようと
思いなおすのでした。

夏の京都の思い出 龍馬さんと

昨夜唐津に戻りました。
九州もとても蒸し暑く、もう
どこにも逃げ場はないという感じですね…

いやしかし京都の暑さは尋常じゃなかった!
普段はお盆は外出することはないので
人混みと暑さのWパンチはなかなか手ごわいものでした。
嫁さんの家族一同10人で動いていたのですが
こんな大人数で動くことも普段あまりなく。

初めて夏の京都へ行ったのは大昔…20代前半の頃でした。
当時、漫画や小説の影響で
完全に坂本龍馬にかぶれていた僕は(苦笑)
独りで高知旅をしたりもしてて
ある夏、今の嫁さんを引っ張って京都へ
坂本龍馬の墓参りに行ったのです。

スマートフォンなんてない時代
ひどい暑さのなか紙の地図を片手に
だんだんと会話もなくなりながら(笑)二人で迷い迷い
やっとのことで若干郊外の京都霊山護國神社へ。

でも墓へ続く道の傍らに沢山の
龍馬ファンの熱い熱いメッセージボードが
たくさん置いてあり、それを見ながら歩いているうちに
なんだか僕の竜馬熱はスーッと冷めていったんですね、、、

あの時なぜ、あのなんとも言えない
ガッカリにも似た気持ちが生まれたのか、、、
全然今もうまく言葉にできないんですが
結局こういった感情も、大げさに言うのならば
僕の背負ってる“業”のようなものの
一つなんでしょうね。。。

もっと素直に
『やった!やはり僕の好きな龍馬さんは
時空を超えてたくさんの人に愛されてる!』

と思うことが出来れば、僕の人生は
ずいぶんと生きやすいものだったんじゃないかと
思ったりします(笑)

ふとそんなことを思い出した
この災害級に暑いと言われる夏の
京都家族旅行でした。(ちゃんと楽しかったですよ!)

※画像は15年ほど前のもので
最後に買った龍馬グッズ
コンビニフィギュアの龍馬像(一発で引き当てた!)
を何故か、僕の陶芸の最初の師匠である照井壮さんの
マグカップに入れ撮っています。

 

ナツズイセン

今朝はドアを開けると
「さぶっ!」というくらい涼しい。

今年は耐えがたい酷暑のおかげで
政府のサマータイム導入を待たずに
勝手に6時出勤を始めましたが(笑)
この時間ではすでに日が昇らなくなってきているし
どんどん日が短くなってきているのを感じます。

裏庭のナツズイセンが
今年も綺麗にはち切れていました。
僕の大学入学式の直前に亡くなった
祖母が植えたものです。

霊感の強い人によると
僕の後ろには女性がひとりついて
守ってくれてるらしいです。

婆ちゃんなのかなあとふと思ったりもしますが
もし僕のことが心配で成仏できてないのなら
申し訳ないなぁ(笑)

侵入者

今日の唐津は曇り
近づいてきている台風の影響か
風もあり、いくぶん過ごしやすいです。
(関東以北の皆様、くれぐれもお気を付けくださいませ!)

赤水窯の外壁にはナツヅタがびっしりで
ツルが窓から侵入してきています。
少し剪定しないと窓が開かなくなるんだけど…
この暑さではもう、黙々と決めた仕事するだけで
精一杯で、身の回りのことがさばけない。

昨日も軽い熱中症なのか、頭痛が収まらなかったし
今日もまだ少し眼球が痛むので
寝込む前に休む!が基本に
厳しいこの夏を乗り切りましょう!

 

親子でサッカー

昨夜は息子が入ったばかりのサッカーチームの
親子サッカー大会に参加しました

いままでスポーツは苦手で興味も全くなく
避け続けてきたのにこんなことになるとは…

レクレーション程度と甘く見てたら
三時間ひたすら親子対決での試合が続く!

僕なんかはボール持ったらとにかく

前に蹴り出すだけで精一杯!

 

スポーツが出来る人には

「サッカーが出来ない?ボール蹴るだけですよー!」

と思うかもしれません。野球でもバスケでも。

それはたぶん、子供のころから身体を動かして

皆でこぞって遊ぶことが好きで、慣れている人の発言。

遊び感覚でいろんなスポーツに触れられていて

程度こそあれ、動ける身体と感覚が自然と身についているのです。
それが「やりゃあ出来る」という言葉になる。

 

勉強が「デキる人」もきっと同じように

学ぶのが好きで、学びのクセが身についているのでしょう。
きっと楽しくて、多くを早くインプットしたいので

効率よく学ぶための(ときに感覚的な)

自分なりのメソッドを持っているように思います。

でもデキない人にはなぜ彼らがそうなれるのかが分からない。

 

僕らのように陶芸に従事する人間は

サラリーマンよりは少ないと思うけど、こちら側から

「陶芸なんて粘土こねてテキトーに好きな形にすれば良いんですよ

絵なんか好きなように書けば良いんですよ~」

なんて言葉をかけられても、小さいお子さんならともかく
一般の方には全くピンとこないでしょう。

僕らにも、僕らなりに身につけてきたモノからの

確信めいたもので手を動かせているからです。


なんのジャンルにせよ…ある程度デキる人は

もう呼吸するごとく、ごく自然にそれらをやってのけて
いるようにも見えます。

 

出来ないほうからすれば、馬鹿にせずに

こちらの身になって語りかけてほしいと思うけれども
互いの間にはもう感覚的に隔たりが

あるんだと、これは諦めるしかないです。。

 

なんてぶつくさ言いましたがともかく
40を迎え、老い始めた身体が

サッカーのおかげで悲鳴をあげています!

股関節とつま先が痛い…

今日はきっと仕事にならんね!

特注の皿

しばらく他のことに集中していましたが
夏に入り、やっと型を作る気持ちになれました。

もうふだんは、こういった菊型の皿は
個展には出しておりませんが
こちらはお世話になっている料理店からの
特注ということで作らせていただいています。
サイズは七寸。
シンプルな白磁で仕上げます。

焼き上がりはまだちょっと先ですが
東京の料理店に嫁ぐ予定です。

(Sさん、大変お待たせしておりますが
いましばらくお待ちくださいませ!<(_ _)>)

黙々と

連休中は嫁さんが法事で帰省したため
出来の悪いパパをやってましたが

そのさなか熱中症の症状が出てしまい
頭を冷やして横になる時間を長く取りました
ナメたらあかん、、、
皆様もお気をつけください!

ひたすらにオーバルを作ってる夏
一点集中と言えば聞こえがいいが
この酷暑で頭がまわらないのです、、、

今日の唐津は昨日よりは少しマシで
夏の終わりのような感じがしました。

ダメも活かして

粘土の固まりをワイヤーでスライスした時に
混入していたビニール片を
引きずった跡が付いていました。

消さずにそのまま使い
楕円鉢の内側の模様にしました。

昔は「あ~失敗失敗」と粘土で埋めちゃったり
線が欲しい時は、棒でひっかき傷を付けたりしてたんですけど
今はこういう偶然から生まれる景色が
好きなんですよね。。。

遺伝で残念

「そんなにやれやれ言われたら逆にやりたくなくなる!」

 

朝から息子がごねて叫ぶ。

メシ食え、着替えろ、歯ぁ磨け、教科書入れろ、宿題入れろ

結局昨日の夜やってなかったり、ギリギリまで寝てるから

こういう事になるんですけどねぇ、、、

 

あまのじゃくを自認する自分としては

やれと言われれば言われるほどやりたくなくなるのは

死ぬほどよく分かります。
母親に「あんたも同じやったよ」と言われたし(笑)

皆が東を目指して走ってたとしたら

自分は西へ駆け出したくなる性格なのです。

これはもうどうしようもない。

 

ちょっと前にこんな本を読みました

 

※ベストセラーになった、橘玲さんの著書言ってはいけない―残酷すぎる真実―

遺伝の項の元ネタ本だということです。


遺伝は学問として証明が難しいとされてきましたし
ナチスの優生思想の論拠にも使われたこともあり

差別につながるとタブー視されてきた学問でもありました。
しかし近年には、多くの双生児(ふたご)を比較調査するというやり方で
かなりの信頼できるデータが取れてきたと言います。

慶応義塾大学教授で、行動遺伝学を専門とする安藤寿康さんによると

その人を形成する要素は100%遺伝。

その子供はその両親の持つ要素の枠内で形成されます。

両親が持つ能力にも、親自身が発現させているものと、させていないものがあり

 

一見見えずらいこともあるけれど

ともかくその範囲外から突発的に別の要素が生まれることはない。

 

しかも一番驚くべきことは、家庭内での子育てや教育は

言語能力には影響は与えても

その子がどう育つかじたいには影響しないとのことでした。
すべて遺伝、、、

  

昨日嫁さんが小学校の懇談会に出席したのですが

新任の先生が、教育熱心な親御さんたちから飛び交う教育に関しての要望で

袋叩きのような状態になりかなり可哀そうだったとのことです。
うちの子がこうなったのは学校の環境のせい。改善してほしいと、、、

 
子供の性格は家庭外での環境「非共有環境」で形成されるので
友達次第で性格が曲がるということはあるかもしれません。
その部分はもう子供自身の選択ですからコントロールはできません。

ただ、性格もさることながら、安藤さんの本によると

実験から、教育環境や教育者からの教え方は
子供の学力向上などとはほとんど関係がないことが分かっています。

かなりビックリの内容です。

芸術やスポーツに関しては80%が遺伝からの影響。

学力知力は50%が遺伝の影響でしたが、それでも教育のしかたが

その他の50%に及ぼす影響はほぼないそうです。

 

うちの子供たちに、ドタドタ歩くな、本を出しっぱなしにするな

食事中に肘をつくな、足を組むな、人の話を聞け

パソコンするときに飲み物横に置くなやらあれこれ注意しますが

たぶん全部僕もやってません。残念ながら…

 

すべて遺伝です!(笑)

 

一番長い時間を身近で過ごす大人は親ですから

そのまま倣うんだと思いきや

こういった遺伝的な素地をもっているゆえに

子供はほぼ親のからの遺伝の枠内と
親の手の届かない家庭外の環境に影響されながら育っていきます。

 

 

世の親御さんや教育者の努力をひっくり返すような

ロマンティックさのかけらもない話ですが

せめて僕らから子供にできることは
普段から彼らのようすをしっかり見てあげて

向き不向きをきちんと見つけてあげること。

それと、それでも世の中捨てたものじゃないよと
僕ら自身が人生楽しんでいる背中を見せることくらいじゃないでしょうか。

最近は明るい大人が少ないように見えますから。

 

 

 

 

 

 

 

 

思い出は音楽と一緒に

このところ、VULFPECK(ヴァルフペック)という

アメリカのバンドにドハマりしていて

仕事中ずっと聞いています。

 

ぱっと見はどこにでもいるふだん着のアメリカ人って感じだけど

演奏力は高くて、70年代~80年代初頭あたりのソウル/R&B/ファンク

ロック&ポップスを、もうほぼオマージュに近い感覚で演奏するスタイル。

でもその「混ぜ具合」や、ところどころに現代的なアレンジを

スッと差し込んでくるニクいところに

ただの「レトロ」で終わらせない感じを受けとても好きなのです。

 

ネットにアップされているたくさんのミュージックビデオのほとんどは

ハンディカメラなど簡単な機材で撮られ手作りーな雰囲気

演奏場所も自宅やガレージ、庭や路地などかなり身近なところばかりで

ときにカメラマンが映り込んじゃったり外野が飛び込んできたりして

でもその「面白けりゃOK」のカメラワークや編集のしかたがユニークでなんだか新鮮。

自分の仕事柄、手作りな感じの「クラフト感」に共感するし

行き当たりばったりの面白さもあるんですよね。

 

↓ファンクミュージシャンの大御所達も参加している

“あの時代のソウルバラード”感いっぱいの曲

そんなVULFPECKの音楽なのですが、70年代後半~80年代というと

僕が赤ん坊か幼児のとても幼い頃。

 

年をとったのか、自分の生まれ年あたりの音楽を聞いたり

映画を見てみたりしてみたくなるときがありますが

そういったものが驚くほど自分の好みにズバン!と

くるものだったりする。

 

なんでなのかなと不思議だけど

きっと僕らは今はもういない大事な人達が

ひとりも欠けることなく過ごせていた頃に

戻りたい戻りたいという気持ちが心のどこかにあって

その風景と重なるような同じ時代の音や映像を

知らず知らずに求めているんじゃないかな…と思ったりします。

 

そんな心の原風景を求めるようなことばかりではなく

音楽が思い出とがっちりと引っ付いて

離れなくなっていること、たくさんありますよね。

とくに心配事ばかりだった頃や、失意のときに聞いた音楽は

その音楽には本当に申し訳ないのですが

「あ~!もう止めて!」ってなってしまう。

 

そんな自分の“黒歴史”と結びついてしまっている音楽

誰しもきっとあると思います。
本当は僕のブラックソングをブログの最後に貼り付けようと思ったのですが

その曲名をYouTubeで検索することすら嫌で、、、

 

手元が狂ってちょっとでも再生されてしまった日にゃ

もう一日嫌なノスタルジーに浸ってしまいそうです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梅雨明けてたようで

いつの間にか梅雨明けしてたんですね!

裏のもみじもブワアッ!っと勢いを増して
あんなに背の高い観音様の石像を覆い隠しています
剪定しなきゃ!

昨日は久しぶりにお腹を下してしまって
原因など分からないまま、もうトイレが友達って感じの一日でした…
今日もまだ身体が重だるいけど
お腹はおさまったのでいつもの日常で…(*_*)

※きょうは火曜なのでギャラリーは定休日です。

赤水窯 雨の被害はありません

長野の小布施堂の落雁でいっぷくしています
なんてストレートなデザインのお菓子!
シンプルな砂糖菓子なので
コーヒーにもよく合います
美味しいです。

ご心配の連絡を多数いただき
ありがとうございました!
うちはなんの被害もありません。


報道では唐津全体の被害が
どえらいことのように見えたのでしょうね。
実際かなりなところもあるようですし
JRは脱線して止まっていますし
一日も早い復旧を願います。


こんなに酷い雨は僕が小学生のとき以来でしょうか。

あのときは、裏の石段が滝になりましたし
側溝もオーバーフローして裏道も川となり
当時うちは喫茶店もやっていましたので
床下浸水の掃除で数日大変だった記憶があります。

車も流されかけて、近所の大人皆で
頑張って押さえていたのも印象的です。
あの時ほどでは全くありません。

実は昨日、あの一番ひどい雨の時刻
関西へ帰省する嫁さんを送るため
高速道路を一路博多へ車を飛ばしていました。
新幹線は止まっていましたが、復旧するかも
しれなかったし、少ない望みにかけて…

しかし、たどり着いた先の博多駅改札の掲示板は真っ暗。
復旧のメドなしということで
結果、家族四人博多ラーメンを美味しく食べて
帰りましたとさ。

少女まんが館Sagaにて

昨夜は土砂降りの中
高校の同級生 J君の妹さんが
今春唐津にオープンさせたゲストハウス
「少女まんが館Saga」での
月イチ恒例の飲み会に参加

(少女まんが館は東京都あきる野市に
本館があるようです)

 

今回は佐賀県白石町の酒米農家さんが
ご自身が生産された酒米を使った日本酒を
持ち込まれ、5種類の呑み比べができるという
楽しい宴でした。

 

一時間半ちかくも遅れて行ったのに
暖かく輪に加えてくれた皆さんありがとう。
そして仕事帰りのお疲れのところ
行き帰りの送迎してくれたJ君ありがとう。

 

どのお酒も美味しかった!
手料理も美味しかった!


※読書だけの利用も可(有料)ということで
こんど長女と漫画読みに行こうかな
やっぱ工房にこもってばっかじゃダメですねぇ

明日までアウトレットやってます

3日間のアウトレット終了しました
昨日までの大雨とはうって変わり
ぐんぐん気温が上がるなか
おいでくださった皆様、本当にありがとうございました。

ちょいとお疲れ出てしまいましたので
片付けは火曜の定休日にしようかな…と思います
というわけでお店は明日までこの状態です


アウトレット1日延長ということになりますので
もしご都合よろしければお立ち寄りくださいませ。

2018 サマーアウトレット 開催中です

昨日はアウトレット初日
午前中はまさにバケツをひっくり返したような

土砂降りのなか
開店前からお待ちくださったり
おいでくださった皆様
本当にありがとうございます
午後になると少し晴れ間が見えてきました。

二日しか準備時間がなかったのですが
なんとか売り場は整えました

本日もあいにくの雨模様ですけれど
今日を含めまだ二日間ございます
皆様のお越しを心よりお待ちしております

そうへい店長もお待ちしております!

(たまにいなくなりますが、、、)

明日から恒例、赤水窯サマーアウトレット

明日6/29(金)から3日間
赤水窯にて毎年この時期恒例の
アウトレットセールを開催します


アウトレットに関しましては
昨年より告知はWeb上のみで、DMの発送はしていません
ご理解いただけますと幸いです。

今回は3000円以上お買い上げの方に
(かなりの旧作や季節外れの色みのものとなりますが)
一点お持ち帰りいただきたく思っております。
こちらは無くなり次第終了、早い者勝ちです!

皆様ぜひお誘いあわせのうえご来店下さいませ
そうへい店長とお待ちしております!

galleryサラでの個展も終了し

再び滋賀のgalleryサラさんでの個展最終日に合わせ
先週末の土曜、日曜と在廊して参りました。

最終日ということで気を抜いていたら

意表を突かれるくらい、多くのお客様に
来ていただき心より感謝いたします。

もしかしたら大阪地震の影響も少しあったのかもしれません
週末が余震の心配が明けるといわれる頃でしたので。

オーバルもたくさん嫁入りしてくれてて
これでまた後期のスケジュールへ向けての
制作意欲が湧きます。

ご来場くださった皆様本当にありがとうございました!

会期が明けた月曜、少し搬出のお手伝いをしました。
この日は気温がグングンと上がり
涼しいと言われる比良山の山すそでも30℃越え
期間中は天候に恵まれていたんだなあ…とあらためて感じました。

galleryサラの中庭は苔山になっており
アマガエルがたくさん住んでいます。
気温が上昇すると砂風呂のようになって蒸されるし
長雨になると水を含み溺れてしまうので

ガラス窓に避難してきます。

これがまた可愛いんです。

お知らせ(大阪での地震に関して)

突然の地震の速報で驚きましたが
関西の親類、そして現在個展開催中の
galleryサラさんのほうも被害は
なかったとのことでした。

不便も続くとは思いますが
引き続き関西方面の皆様
どうかお身体大事にお過ごしくださいませ。

シンクロ

今年後半の展示会のために茶器を作ろうとずっと考えていて
昨日の朝、こんな陶芸雑誌のバックナンバーとか
お茶関係の本を引っ張り出して読み始めていたら

昼過ぎに中国からいらした若いお客様のご一行のひとりが
中国茶器の職人さんだったという偶然。
「引き寄せる」ってホントあるんですよね。
(中国のある地域で紫砂(しさ)という土で茶器が作られるため
茶器じたいを紫砂と呼ぶことがあるそうです。)

色々と聞きたいことがあったのですが
逆にこちらが質問攻めにあい
ほとんど何も聞き出せませんでしたが(苦笑)

でもこういった偶然の出来事が、何かに向おうとする気持ちを
後押ししてくれたりしますね。

(続) 唐津のテレビ番組に取材していただきました

唐津ぴーぷる放送の
週刊キャッチぴーぷる番組内で
熊本 象を取材していただいたものが
昨日放送されました。

 

久々に真正面からカメラを向けられ
顔面が引きつりまくってますが
言葉足らずだったところも
上手にまとめてくださっていてひと安心でした
感謝です。

むこう一週間はくり返し再放送の刑に処されます!

これから毎週唐津の若手作家が
一人ずつ取り上げられ
取材という洗礼を受けていきますので
そっちのほうを楽しみにしときます!(笑)

朝の定位置

皆が起き出す頃合いを見計らって

テーブルの上でゴロゴロ

牛乳のおねだりです

 

牛乳補給のあとは猛ダッシュがはじまり

最初はなんでこんなに走るのだろうと

分からなかったのですが

飲むとすぐに「もよおす」みたいで

そのあとすぐにいなくなり、ふと見ると
猫トイレに立派なのが…(笑)


ちなみにそうへい店長がテーブルの上にいると

我が家の主はすごく怒り鉄拳制裁が行われるので
主がいる時間帯はちゃんとテーブルから下りてます

けっこう賢いのです。

 

赤水窯 2018 summer outlet のお知らせ

galleryサラでの個展は続いておりますが

当窯ギャラリーでの催しのお知らせです

 

平成30年6月29日(金) → 7月1日(日)

赤水窯、展示スペースにて、旧作整理のため

三日間限りのアウトレットセールを開催致します。

日ごろ展示会へ出さなくなった作品やワケアリ品

などがお求めやすい価格になっております。

 

また、3千円以上お買い上げの方へは

(こちらはいっそう昔の作品で、数に限りがありますが)

一点お持ち帰りいただきたく思っております。

 

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

うなぎ桜屋の蒲焼き

ひょんなことからうつわを
お納めさせていただいた
静岡の歴史深い鰻屋さん(安政三年創業!)の
「うなぎ桜家」の蒲焼き
.
九州の甘辛いのと違い
お醤油感の強い味付けが新鮮でした
いやぁ美味しかった!
.
緑彩六寸浅鉢に盛り付けました

即興力=直観力

作品に関して、デザインの良さを褒めていただくことも多いですが

僕自身としましては、即興的な作品に胸を打たれることが多く

そういった個人的な指向性を形にしてみようと、作りだしたのが

オーバルのうつわたちです。

 

昔、僕はドラマーでバンドなんぞをやっておったのですが

ギタリストが来ていたあるとき、曲の練習などせず何も決めずに

長時間ふたりで演奏し録音してみたんです。

それを後から聞き返した時には驚きましたね!

アタマで考えてもとうてい思いつかないような面白いフレーズが

たくさんあったんです。演奏してるときには

それが良い悪いとかの評価はなく、ただ演奏してただけなので

それが何か新鮮なものを生み出してるなんて思わなかった。

 

これが即興が生む面白さをあらためて感じた最初の経験でした。

感じたまま、即興的な行為を受け入れるということは

すなわち直観を信じるということでもあります。

 

ベーシストの知人に聞いた即興の訓練は簡単なもので

例えばパン屋さんなんかでパンを選ぶとき

なるべく数秒で決定するようにしているそうです。

いつも決めているものを買うのとも違って

そのとき感じ取った「いまこれが食べたい!」の思いをすぐアウトプットする。

そういうことの積み重ねが直観力を養い、ひいては即興演奏に生かされていくそうです。

 

別の話ですが、直観を生かした作り方を集中してやっていると

制作を離れた時でも、何かするときにいつもよりパッ!と左手が出やすくなります。

もしかしたら右脳の活動が活発になってるせいかもしれません。

 

また、直観力が高まっていると

本屋さんでパッと何気なく手に取った本に

その時に悩んだりしていることへのヒントが見つかったりして

ビックリしたりします。

 

別に何かそういったことへの学説などを見聞きして言っているわけではないので

思い込みかもしれませんが、そういった直観力が高まるような行為を続けることで

なにか脳ミソの奥に眠っている「野生」のようなものが

呼び覚まされるようなことがあるのかもしれません。

 

 

ちょいとした習慣

久石譲さんは毎日、ピアノの弾き始めに
いつも決めてある簡単な曲を弾かれるそうです
同じ曲を弾くことでその日の自分のコンディションが
わかるとのこと。

僕もそれを真似て、毎日仕事のスタートにちょっとだけ
決まったシンプルなフレーズを
なるべく小さな音で
ゆっくりとしたテンポから叩いてみています。

気持ちが焦ってたりストレスがあると出音が汚いし
そもそもそんな決まりは無視して
好き勝手しちゃいます。

その日の自分の心持ちがわかる良い方法です。

唐津のテレビ番組に取材していただきました

唐津のテレビ局に取材いただきました
カメラを向けられるのは久しぶりで
なかなかうまく喋れないものです…ハァ…((+_+))
途中から自分で何言ってんのか
分からなくなったりして…
編集マジックに期待ということで!

 

誰しも普段から頭の中でなんだかんだと考えていることとは思いますが

実際に言葉にすることは別の技術ですね。

場数も必要かと思いますが、あまりにも「決めゼリフ」や「殺し文句」

みたいなものの羅列でこなれ過ぎてもいやらしいし。

ただ、やはりそういった考えを普段から日々の暮らしで体現できているかというのが

言語化に反映されてくると思います。


さて、今回取材いただいた映像は唐津の方しかご覧になれませんが
唐津ぴーぷる放送のキャッチぴーぷるという番組で
来週金曜19時・22時・24時
の放送だそうです。
その後も次週まで何度か再放送されると思います。
んー見たくないな…見るのかな(苦笑)

番組の中で唐津焼の若手作家を毎週ひとりずつ
紹介していくコーナーだということですので
唐津の皆様どうぞお楽しみに
そしてぜひ毎週続けてご覧になってみてくださいね。

オーバルのつくりかた

 

僕はいわゆる“勤め”というものを

長い期間がっちりとハマってやったことがあまりないので

世間一般の仕事に対する姿勢というものが

あまりわからないのですが

 

陶芸という、一般的には趣味的な分野を

仕事にしているということはどう見られているのだろうか?

と思うことがあります。

「良いですねぇ!」と言われることもあるし

「大変でしょうねぇ…」と心配されることもある。

何の仕事でも楽しいの辛いもその人次第だと思うのですが

この陶芸に関しては羨望のまなざしを向けてくださる方のほうが

多いように思います。

土に触れ、火に預け、陶器となる。

歴史も深く、そこにまつわるドラマも多く

ロマンチックに感じるのかもしれません。

 

 そんな仕事です

「飽きちゃった」なんて人には言えません(笑)

 

でも、あるときから窯のふたを開けるたびに

同じようなものがいつも通りに焼きあがっている状況に

嫌気がさし始めていました。

成型の技術も上がり、釉薬や焼成のコントロールが

できている証なのですがそれがどうも面白くない。

 

始めた頃は窯のふたを開けるのが心配で仕方なかった。

何もかもに自信がなかったから、うまく焼きあがるのか…と

気が気じゃなく、それだけに、思い通りに焼きあがることとか

まだ作ったことのない形状を成型してみることなどへの喜びがありました。

それがいつしか上手に焼けることが当たり前になり

陶芸は「お仕事」になりました。

 

それから色々考えすぎて調子を崩したりし

方向性を迷い迷いしているなかで生まれたのが

オーバルの仕事でした。

これが出来たおかげで気持ちもある程度持ち直しました。

 

ざっと工程をご紹介します。

スライスした粘土を型にかぶせる、または押し込むなどして

大・中・小のオーバル皿、鉢を

様々な粘土(磁器土・半磁器土・唐津の白土・赤土…etc)

で成型し、素焼きします。

これはキャンバスとなりますので余裕をもってたーくさん用意します。

 

あとは素焼きのうつわを工房に一気に広げ、5枚くらいずつ目の前にもってきて

それぞれどういった仕上げにするのか、メモ紙に「レシピ」を描き

中に放り込んでいきます。

レシピのメモ↑は捨てずに取ってありますが、後から見てもどれがどれのものかは

正確には分かりません(笑)

今の段階ではゼロからアイデアが出そうとすると時間がかかりすぎるので

図録や雑誌などから気に入った陶器の写真をたくさん撮り

目の前に色分けして張り付けています。

 

ここからアイデアを組み合わせながら絵付けや釉がけの方法などを

レシピにしていきます。「アイデアのパレット」と言っていいかも。

「編集」と「即興」が半々といった作り方です。

 

組み合わせの妙が生まれることもありますし

続けていると、まったく別のところからアイデアが降りてくることもあります。

なるべく最初に思いついたままを形に、時間をかけすぎないこと

描き直し、やり直しはしないのがルールです。

 

こういったやり方は

焼き上がりは怖いけれどその反面、早く焼き上がりを見たくて仕方がない…

そういった最初の頃に気持ちに戻してくれました。

最後に、上のレシピカード写真に書かれているレシピで仕上げたオーバル鉢を

ご紹介します。

 

なんだかよく分かりませんが

一からデザインを起こし、こういった鉢を作ることは絶対にないので

本当に新しい気付きをたくさんもらえる仕事だなあと楽しんでいます。

 

これが売れるかどうかは置いておいて(苦笑)

唐津へ戻って… 楕円形な理由

滋賀 galleryサラでの個展から戻り

すこしひと息つきつつ、荷出しのあとバタバタ出かけて行った工房を

掃除したりしています。

いやぁ相変わらず琵琶湖でかかった!

 

ギャラリーへの二日間の滞在中には

沢山のお客様が足をお運びくださいまして
アウェー感を感じる間もなく本当にありがたかったです。


本展でテーマに置いたオーバル(楕円形)の一点ものの器たちも

好評でホッとしております。

なにせオーバルだけでも大・中・小の
合計120枚ほどのボリュームがありましたので

蓋を開けるまではどういった反応になるか

気が気ではなかったことも正直なところです。

 

少し即興的な感覚のある作品が作ってみたくて

このオーバルをはじめました。

とはいえ、うつわを主に作ってきましたので

キャンバスを楕円形のお皿と鉢に絞ることにしました。

 

なぜ楕円形なのか?とよく聞かれます。

 

料理にもよりますが、楕円形は円形と比べて

盛り付けたとき無駄な余白を感じにくく

スペースを無駄なく使えるので

単純にうつわとして使い勝手が良いです。

 

横長い形状がひとつでもあると、食卓に変化が出ます。

 

他にも輪花や八角形など魅力的な形状はありましたが

そういった形状はかたちの印象が強く

そのかたちに対してどういった色付け・絵付けをすべきか

前もって頭に情報がインプットされすぎていて

自由な仕上げを妨げそうでした。

 

 

円形が横拡げになっただ円形は

焼成で少々歪んでかたちが変形したとしても

ゆらぐような味わいがあります。

八角形などのカチッとした形は、歪んでしまうと

出来の悪い子のように感じる場合が多い。

 

以上が楕円形にかたちを絞った理由です。

 

急に聞かれると「何でだっけ?」と

記憶が飛んでしまうことも多々あるし

何度も聞かれると話が大げさに盛られていく気もするので(笑)

忘備録として記しておきました。

 

個展の会期は6/24(日)まで

まだまだ20日間近くございます

皆様のお出かけを心よりお待ちしております。

(会期最後の週末、23日・24日には僕もまた会場へ出向きます)

 

滋賀 galleryサラでの個展も今週末からです

白藍釉銀彩オーバルリム皿
30.5㎝×26.5㎝

滋賀のgalleryサラさんでの個展も
今週末となりました。
“オーバルのうつわと”と題して
先の展示に引き続き、楕円形のお皿を
中心とした展示です。

オーバルのお皿は、素焼きの時点では
色んな土を使い成型し、色々なサイズで
合計150枚以上は用意していたと思います。

 

それらを一気に工房にずらーっと並べ
五枚ずつ目の前に置き
思いつくがままに絵付けや釉薬がけなど
仕上げをしていきました。
本焼きを終えて、物足りないものに関しては
さらに銀や色絵をのせました。

 

二月時点ではわけも分からずに
アワアワと作っていましたが
出会い頭の即興仕事にもだんだんと慣れてきて
毎回窯出しはワクワクです。
もちろん「あちゃー…」となることもありますが

 

窯の回数を重ねるごとに
前回の結果を踏まえ、世界が広がっていきます。
まさか自分が上絵の具を使うなんて
思ってもみませんでしたし
三島(印花)をするなんて思ってもみなかった。

 

オーバルのお皿の制作に際してのルールは
いたってシンプルです

1.思いついたことはすべてやってみること
2.やり直しはしないこと
3.結果を活かしてさらにブラッシュアップを続けること

 

急にとはまいりませんが、だんだんと
じわじわと良くなっていくと思います

 

応援いただければ嬉しいです
皆様のお越しをお待ちしております。

唐津、蒸し暑く

唐津は蒸し暑いうえに
日が照ってきて不快度MAX!
気温に身体がついていかず気だるいです

そうへい店長も朝から食卓の上で
行き倒れのようになっています…


今日は窯出しだというのに この気候のせいか
窯の温度がなかなか下がらないので
小型の窯の窯詰め準備をちょこちょこと

こちらの茶色とグレーの2色は
それぞれ黒とブルーに焼きあがる予定

思いおこせば

galleryサラでの個展の会期も近づいてきて

制作も大詰め。「追い込み」というと聞こえは良いが

本気で追い込まれると、火事場の馬鹿力が出るか

消耗して潰れるかの二択になってしまうので

そんなやけくそなことになってしまわないよう

今年からはできる限りリラックスした状態が持続できるよう

生き方全般を見直しています。

 

働き方のことを考えていると、ふと弟子だった頃のことが頭をよぎります。

弟子入りしていたところはとても忙しい窯元だったのに加え

当時は師匠と二人きりの「超」少数精鋭制。

よって個展が続くと連日午前サマ

三か月近く休みがないときもあった。
途中から登り窯なんかも築いちゃったりして仕事も混沌としてきて

「部活の合宿がずっと続いてるみたいだな」と師匠は力なく笑いながら

そして二人きりですり減りながら過ごしていました。

 

ご飯は常に二人前くらいの量が出て「補給」は十分だったし

まだ僕は当時30前後だったので体力的には耐えれたけど

あるときはストレスから両耳が急性中耳炎になってしまいほとんど聞こえず

師匠に電話番をさせてしまったこともありました。

真夜中に原付で帰りながら

「このまま脇の沢に落ちて大けがでもすれば

毎日しんどいのから解放されるのかな」

と思ったこともありました。

 

「ココハ師匠ノ我儘ガ100%通ル場所ナノダ…」

と頭の中で念仏のように唱え心をなだめることもありました(笑)

だって100%思ったようにやりたくて個人で独立するんですから

そこへ門を叩いた以上は黙ってついていくしかないのです。

 

どんなに長期の繫忙期をくぐり抜けても

どんなに展示会が成功し、大きな収益が得られても

正直なところ、苦しみの中でどんなに素晴らしい作品が生まれても

弟子にはなんの達成感もありません。

共に一喜一憂なんてのも  さほど無い。

ただひたすらに師匠の仕事への姿勢、技術を間近で見ながらそれに倣い
何かが身についているのか身についていないのか

かえりみる余裕などないまま
我慢我慢の三年ないしは四年間。

 

それでもこの根性ナシの自分がなんとか四年耐えれた理由は

何より、師匠が「出たらすぐにスタートできること」
を念頭に仕事を任せてくれているという実感があったこと。

この時点で妻子がすでにいたこと(苦笑)

そして実家が窯元で設備があり、修行を終えて

家に戻ればすぐにスタートできる環境があったから。

 

何度も書きましたが、僕はこの陶芸の世界に入ったのは

この環境があったからだし、子供のころから
図画工作程度はさほどの苦もなく出来たから

「やってやれないことはないだろう」くらいの気持ちだった。

そうじゃない人はどんな気持ちで学びの期間を過ごすのだろうかと

考えたりもします。

 

同時に、陶芸作家として活動をはじめてからは

活動を続けていくことの大変さが分かり、弟子だった頃に憤っていた

「師匠はなんでまたこんなにさばけないほどの仕事を入れちゃうんだろう?」

といったような「何故?」も今となっては理解ができ

他にもあの時には分からなかった色々なことに気づき

なんだか師匠に申し訳なくなって

あの頃の自分の料簡の狭さにほろ苦く思ったりもします。

 

そして「あの時間」がなかったら今は無いということは事実で

本当に人に話せないくらいでたらめに生きてきたけど

様々なご縁が絡み合って重なり合って

今を生きていることに感謝している今日この頃です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

有田へ

原料の仕入れに行った帰りに
初めて入った有田町歴史民俗資料館
今までこの前を幾度となく通過してきましたが
なんとなく得体が知れず、なんとなく入りそびれていました

エントランス付近には、遠い昔の窯跡にて廃棄された茶碗の山が

発掘されたその状態のまま切り取られ

まるで現代アートのような風貌で展示されています

入館料100円(!)と破格

最初の部屋に入ると「こんだけ…?」と思ったけれど

左回りに観覧すると、正面からは見えなかった壁のすき間から

別室へ移動できたのが面白い。


当時使われていた生活道具等が置かれた細い廊下を抜けると

さらに鉄の扉を開けるように指示があり

渡り廊下を渡り、有田町近辺で発掘された古陶磁の陶片ルームへ。
伊万里・唐津の陶片資料がとても充実しててマニアへもオススメ!

なんと、年代ごとにむき出しに置かれた実物を
直接手に触れることもできました(盗まれるよ!)

道中、有田での学生時代にすごくお世話になった人に
バッタリお会いできたりと充実した一日でした。

滋賀県 galleryサラ にて個展

6月2日から2週間
滋賀県は琵琶湖のほとり
galleryサラさんにて
じつに3年ぶりに展示会を催していただきます

あの空間での展示だと思うと今から気が引き締まります。

残りの時間、精一杯作品作り頑張ります。

熊本千治の黒唐津

黒唐津はひとかたまりにディスプレイすると
とても良い雰囲気になります

唐津では夜半に雨が降ったようですが
今は薄曇りといったお天気です

GWは火曜も休まず営業しています♪

今年のGWは唐津やきもん祭りには
参加いたしませんでしたが
赤水窯は火曜も休まず開けております

お近くへ寄られましたら
どうぞお気軽にお立ち寄りくださいね

ナツヅタも勢いを増してきました
そうへい店長も勢いづいております!

斎場にて

弔事の日を過ごしたその夜のこと

隣に寝てた人の強力なイビキで基本的には
ほとんど眠りには達していないんだけど

突然全身が小刻みにバイブレーションしだし
ザワザワーッと感じた次の瞬間
目の前がバッ!と灰色になった

逃れたくてもがくけど
強力なネバネバがまとわりついたように
未動きがとれない
しばらくもがいて、はっと気づくと
横向きに寝た状態で目を覚ました

その後は、またアレが来るかも思うと
怖くて怖くて明け方まで眠れず
とにかくはっきりと感覚が残る
生まれてはじめての恐怖体験。

金縛り程度なら何度もあるが
今回のはとびきりだった。。。

 

くたびれてた中
うつらうつらのはざまで見た夢かもしれないけど

ムチムチ店長

皆の朝食のタイミングに合わせ
その都度、定位置にて待機するそうへい店長

 

ムチムチボディがすき間からはみ出てて
お恥ずかしい限りです

小さいおっさん

僕ら陶芸作品を作って生活する者の五割の頭の中には

小さなおっさんが住んでいるんじゃないかなぁ、という話。

 

奴は真っ白な蓬髪に頬ひげをたくわえ袴姿

 

そう、まさにこういった感じ

 

(笑)

 

陶芸に関わるものだけでなく

 世の中の99%の人が間違いなく「陶芸家」だと

判断する姿でしょう。

 ドラマや漫画に陶芸家が出てくる場合には

だいたいこの方の姿をしていますね。

 

陶芸家という職業があるような、ないような時代に

ファッションや立ち振る舞いも含めた強烈なキャラクターを

この方は作り上げました。

 

古陶の再現に関して非常にテクニカルで

数々の名品を残し

また、陶磁器とその歴史の研究家としても知られ

辞典の編集にも携わるくらいの博識であられました

巨人ですね。

 

そんな方によく似たおっさんが

あたまの隅で僕らの手元を覗き込んできながら

ニヤニヤします。

 

別にアンタなんか目指しちゃいないさと

知らんぷりするのですが

どんなに無視したところで

おっさんは視界に入ってきます

 

腹が立ちますね!嫌な奴!

 

そんな「奴」を消し去れない僕の心は

いったい何に引っかかっているのでしょうか

 

今日は窯炊き。

 

 

寅さんが好き

 

Amazonプライムで全話配信中につき
三月に入ってからほぼ毎日
男はつらいよを見てる

なんとこの年になるまで
まともに見たこと一度もなかったけど
ああ寅さんは良いなあ
寅さんが大好きになったぁ…

仕事中はずっと音声だけ流してる
夜は時間あれば一作見る
遅い時間でも一作を二、三日に分けて見てる

そうそう、陶芸が出てくる話を二話見つけたんです

29作目、寅さんが陶芸家のおじいさん
(恐らく河井寛次郎がモデル)
の工房に転がり込む話

9作目、寅さんが恋したマドンナ(吉永小百合)が
結局駆け出しの陶芸家と一緒になってしまう話
(この後の作で、陶芸家と死別したとして再登場)

10月東京行ったときには
絶対に柴又帝釈天にお参りして
草団子食べてやると今から心に決めていますが

とらやのフェイスブックページがあるとは
時代の流れだとはいえいささかゲンナリだなぁ(笑)

 

唐津やきもん祭り 出店中止のお知らせ

今月末から開催される唐津やきもん祭りですが
今回出店は中止とさせていただきました。
ご予定頂いていた皆様大変申し訳ありません。

旧唐津銀行で展示される花器展には出品いたします。

近県の皆様へ向け、また近々何かしらの
展示販売の機会は設けさせていただきますの

その折にはどうぞよろしくお願いいたします。

なお、すでに印刷されたパンフレットに
熊本象の名前が印字されておりますが
やきもん祭り当日、中町CASAの会場には
僕は展示しておりません。

中町CASAでは浜野まゆみさんと土屋由起子さんの
女性の作家お二人で左右一室ずつを飾り展示をされます。
浜野さんは磁器、土屋さんは唐津焼と良いコントラストで

また、人気のお二人なのできっと素敵な展示になると思います
ぜひ足をお運びくださいませ。

取り急ぎご報告まで
ご理解いただけましたら幸いです。

痛い

ずっと成形してると

手荒れの補修が追い付かず、爺さんみたいな手になってくる。

 

そんなところへそうへい店長の一撃だ

ゴルゴみたいな傷ができた

水仕事が痛い痛い…

 

そうへいの爪は伸びている

絶対に切らせないからだ

数人がかりで押さえつけて切ろうとすると

渾身の力で抵抗してくるし、その馬鹿力たるや!

 

以前動物病院の先生に
爪のカットをお願いしたのだけれど

数分格闘したあげく

「これはやめときましょう!!!」

と匙を投げられてしまった。

 

というわけでこの傷だ

アトリックスしてからのオロナインだ

 

やった本人はケロリとしている

痩せる気配はなく

 

うでぢからは日ごとに増している。

唐津やきもん祭り in Saga

明日3/28-4/2まで
佐賀玉屋6階催事場にて
唐津やきもん祭り in Sagaが開催されます

総勢20名の唐津の陶芸家が出品いたしました。

お近くの方はぜひ足をお運びくださいませ。

ー出展作家ー

十四代中里太郎右衛門、中里太亀、大橋裕、岡本作礼、岡本修一
熊本千治、熊本象、南森正仁、マイケル・マルティノ、中里裕一郎
吉永サダム、矢野直人、中野正之、岸田匡啓、田中孝太、水谷涉
岡崎桂子、和田佳津、土屋由起子、三藤るい

2タイプの型

僕が使っている型は二タイプあります。

 

どちらの型にも薄くスライスした粘土を使い、成形するのですが

作り方が違います。

 

写真一番上の方は粘土を「押し込む」タイプの型

下の二つは粘土を「かぶせる」タイプの型

 

押し込む型の良いところは、高台を付ける場合に

一体成型ができること。

型の底にぐるりと細い溝があり

ここへ高台となる土を先に入れておき
その上から
スライスした粘土を押し込むことで

高台付きのうつわを一気に成形することができます。

 

難点は、少し時間を置かないと
成型したうつわを型から外せないということ。

コンスタントに成形したければ
同じ型を二つ三つ用意しなければ
いけません。

 

一方で、かぶせるタイプの型はシンプルです。

スライスした粘土を型にかぶせ、型のふちに沿って

余分な粘土をカットする。

良いところは、型に模様などを彫り込んでおけば

それを写し取れるということ。

それと、成形したら裏返してすぐに型から取り外すことができるので

割とコンスタントに成形ができる。

 

難点は、高台を付けたい場合

フリーハンドの手びねりで付けることになるので

少し手間がかかるということと

仕上がりもややユルめの雰囲気の高台になるところでしょうか。

 

それぞれにいい部分とやりづらい点があり

目的に応じて上手く使い分けることが大事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは大変だ

子供たちの三学期の終業式の日

家に帰ると嫁さんが「ちょっとちょっと…」とコソコソ…

見せられた、小2の息子の絵
(ロクロらしい)


そして、文章が下に続く

なんと将来は「陶芸家になってうつわを作っている」という内容

 

「え…!?」

 

確かにせっかくこういった環境なので

子供がもし僕のように目標を失って戻ってきた折には

アルバイト程度の仕事は分けてあげられるような

仕事の幅はなきゃかな…
くらいのは気持ちは
心の隅にちっちゃくありはしたのですが
夢か義務かはさておき

まさか小2の小さなアタマの中にこんな思いが

芽生えていたとは…

 

祖父と父親が二代と続くと

レールを敷いた覚えなんかなくとも

もう歯車は回り始めているのかもしれません。

 

「自分が死ぬまで食えていければそれでいい」

くらいの心構えでおりましたが甘かった…

目標はもっと遠いところへ置かなければいけないようです。

 

少なくとも跡継ぎが途絶えるときまで

この仕事が継続可能な“仕組み”や“様式”とか
そんなもはや「発明」に近いものへ

辿り着かなくてはならないのか…

 

こらエライこっちゃ!

責任が重いねぇ!(笑)

 

もっと学びのベクトルをいろんな方面へ

向けないとだなぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“ひと息”の大事

高名なクリエイターが著書で

“せめて週に一度くらいは本業を忘れて全く違うことへ向き合おう”
とススメておられた。

 

 

陶芸は乾燥というものが常に追いかけてくる仕事で

なかなかまる一日離れるというのも難しく。

なのでちょこちょこ「全く違うこと」ができるように昨年末

ドラムセットを工房内に設置。

まあなかなかの存在感でとことん邪魔で
釉薬がけのときにビニールで覆ったりせねばならず

あつらえてみてから「こんなに大きくなくて良かったなあ…」と

後悔しています(笑)

 

さすがに仕事が立て込んでくると長時間は叩けませんが

それでもほんの2、3分でもセットに座ると

根詰めて鬱々となりかけている気分が少し晴れます。
難しい練習なんかしません
基礎連みたいなのを繰り返しゆっくりやるだけ。
 

 

ちなみに通りの向かいから、僕の工房を見た状況

右から三番目の窓に見えるのはシンバル一本だけで
ドラムセットはちらりとも見えず。
そもそもドラムと分からなかったら、
じたばたしてる
ようにしか見えないでしょうね

ブラインドが必要だ!

 

一日中、早朝から真夜中まで

尻に火が付いたように制作していた頃と比べると

これでいいのか?というような気もするけど

仕事のしかたも生き方も人それぞれ

 

長い作陶人生、浮き沈みあるさとは思います。

それでもできるだけ嫌々土へ向かうようなことにならないよう
うまく気分を持続させながらやってゆきたいものです。

キビシイであります

ついに粘土に関しても送料が一気に倍に跳ね上がると
陶土屋さんからの悲鳴

※上の写真も以下の文章も、陶土やさんのSNSへの投稿より転載

「昨日郵便局から担当者がこられた、

新たに新設された重量ゆうパックという重さのある荷物に対してのあまりの価格の変更具合に絶句、
とりあえずこちらの思いの丈を全てブツけた、
ひとまずこちらの意向と今までの実績を加味して上と交渉し再度出直して来ますとのこと、
ある程度は覚悟していたがこんなに厳しいとは‥現実に打ちのめされしばらくボーゼンとなる、
今後のことも含めもうしばらく考えないといけないので頭が痛い‥
25キロ以内であれば重量サイズからは外れる事もあり粘土製品のサイズも再度検討が必要かと‥
その場合には現状の全ての事を変更していかないといけなくなるのでそれなりの時間がかかるのと‥

とにかく頭が痛い‥‥」

 

送料が倍になれば、粘土を一本注文すると
送料でもう一本買えてしまうことになる。
これからはなるべく直接買いに出向くとしよう。。。

粘土を注文するといつもゆうパックで
細身のおじさんがフゥフゥ言いながら届けてくれていた。
(他社だと頑丈そうな若者の配達員が多い)

ゆうパックは他の運送会社ほどの
大型トラックはほとんど使わずいつも軽トラサイズ。
配送効率も悪かったとは思う。
ただでさえ人手が足りず、労働環境の改善を!との
世の中の風潮にも後押しされて
値上げは致し方ないことかもしれない。
価格を抑える工夫は散々やってきたうえで
もう誰もが「我慢の限界!」が現実なのです。

ここ一、二年で、陶土はもちろんのこと
陶芸原料全般がジワジワ、そしてグングン
値上げされていく。
僕らも少しずつそれを作品の価格に
転嫁せざるをえない。
庶民向けの価格からどんどん遠ざかると
分っていても。。。

送る際に重く、かさばり
破損のリスクも高い陶器に関しては
相当に高額な嗜好品でない限り
遠方へ発送しての売り買いというのは
いずれ成り立たなくなるかもしれない。


一方でLCCが飛び始めて
環境にこだわらなければ
移動にはさほどお金がかからなくなった。
情報の発信に関しても
ある程度のセンスは必要だけれど
ほぼ無料で可能だ。


作家が各々で作品と地方の魅力をMIXした発信をして
お客さんには直接地方に足を運んでもらい
購入していただく機会が増えれば
他にもいろいろな場所で観光をされるだろうし
結果、地域おこしも兼ねることができる。


僕みたいにボーっとしている作り手でさえ
ずっと前からそういうことは
いつも頭の隅にあったけれど
前向きに行動していくタイミングが来たのかも。


そういうふうに考えることができれば、努力しだいでは
未来はそんなに暗いばかりではないと思う。

作ってはいけない?

昔作って評判の良かったちょっとひし形に近い

オーバルの鉢の型を流用して

輪花のオーバル鉢の型を作りました。

ハンバーグに少し付け合わせを添えるくらいの

量が丁度いい感じの大きさ

きっと良い器になると思います。

 

輪花の器に関しては

僕自身から進んで制作するものは絞り始めていて

もう少し小さくとか大きくとか

サイズ展開のオファーもよくあるのだけれど

こちらからそうしたいと望まない限りは

展開はしないと決めています。

 

先日あるバイヤーさんに聞いたお話で

とある商品展示会に行ったら

本当に皆同じようなものを作っていたとのこと。

それを分かってか、出展していた方々からも

どこか気まずそうな表情を感じるくらい似通っていたそうです。

 

たぶん輪花とか、浮き彫りの陽刻のうつわ

ときには民芸調だったり、北欧デザインクラフト風の

うつわだったりしたんじゃないだろうか…と想像します。

 

半世紀前だったら、情報や資料を誰よりも早く

手に入れたものが勝ったことも多々あったとは思いますが

今はネットやSNSで、流行「してそう」なものの情報は

無料でいくらでも手に入りますから

自然とそうなっちゃうのは目に見えていますよね。

 

こんな時代ですから、作り手だったら

皆とりあえず売れそうなものを作って

売り手だったら売れてそうな雰囲気のものを仕入れて

とりあえず飯を食いたいのです

それは僕も同じです。

 

ネットでがっちり予習して

結果似たものを生み出してしまう発信されてしまう。

輪花のうつわの画像にはたくさんの「いいね!」が付きます。

すでに飽きられているものが多いにもかかわらず

誤解がループされてゆきます。
ネットにアップされた情報は基本消えないので

あたかもそれぞれの旬の時期がまだ続いているような…

そんな錯覚もあるような気がします。

 

本当に何が望まれているかなんて誰にもわかりません。

ましてや簡単に手に入る情報からは

人の心をわしっ!とつかむものなどは生まれてこないと思う。

 

輪花のうつわの成形には手間がかかります。

生活工芸のなかで、最初に輪花のうつわの流行の兆しを感じたのは

15年前あたりだったと思います。
それまでは、それがわざわざ手作りで「作品」として
作られることパターンは
あまり多くなかった

手間がかかるのにもかかわらず多くの人が作るので定番化してしまい

結果値崩れしてしまいました。

 

手間ほどの価値を、場合によっては売り手にすら

感じとれてもらえないのが悲しい現状です。

 

この混迷から脱したい気持ちが強いですが

輪花のかたちが美しいのは確かです。

これはきっと僕らしくできるから作ってみたい!

と思えるものだけをかたちにし

細々とではありますが続けていきたいとは思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TUKURITE に取材記事を掲載いただきました

昨年末取材に来ていただいた記事が公開されています。
マフラーくちゃくちゃに巻いてしまってて
反省しています…

こちらは SAGA CRAFT “TUKURITE”
という 佐賀県で活動する工芸家のことを
取材しているサイトです。
とても丁寧にご紹介いただきました。

取材の最後に趣味を聞かれ
じゃあちょっとだけ…って一瞬お見せした
ドラムセットも撮っておられたとは
全く気付いておらず記事の最終確認のときにびっくり!


でも隠す必要もないかと思って。
もう40なんで趣味のひとつくらい
あっても良いでしょう。

※ちなみに他の作家さんはことごとく
趣味は教えてくれなかったそうですよ(笑)

オーバルズのこと

お気に入りの皿がいくつも生まれました
とりわけこの皿などには、今はもうない爺ちゃんのアトリエの
絵の具の香りなどを感じたりします。

どうやって作ったのかは覚えていませんが…


先日の窯出しでは大・中・小、オーバルの鉢や皿をばかりを焼きました。

天草陶石の磁器と、様々な陶器の粘土を仕入れ
四種類ほどの形状をランダムに100枚以上成型し素焼き。
あとは、一枚一枚場当たり的に仕上げを施していきました。
学校で習うような“技法”といった感じではなく
できるだけ子供が遊ぶような感覚で、絵をかいたり
絵具や釉薬を塗ったり
打ち付けたり散らしたりして使い仕上げました。

窯出しの際には正直に言うと、とてもがっかりしました
思ったよりも全体的にトーンが暗かったからです。
白く焼きあがると思い込んでいた土が、意外と茶色だったりして
予想は大幅に覆されました。
その日は半日寝込みました(笑)


そのまま終えるわけにはいかないので
後日気を取り直し、どうしても納得のいかなかない40枚に
銀と、生まれて初めての色絵の具を
塗りつけ再度焼き付けました。
皆、生まれ変わってくれました。

「直感」と「結果を受け止める広い心」
それに加え「対応力」が必要な仕事かもしれません。

昨年は体調を何度も崩しました。
その中で、そもそもどういった仕事がやりたいのかを
何度も考えました。陶芸に関わってきた中で
どういう瞬間が一番楽しいのか。

答えは“テストピース”でした。

修行中、窯炊きの前後は
どんなに夜更けになっても釉薬のテストピースを
入れることを怠りませんでしたし、全く苦になりませんでした。
窯入れのたびに師匠にお願いし、何十個も素焼き片を入れさせてもらい
どういう焼き上がりになっているのか
ワクワクしたものです。

もちろん独り立ちの時へ向け、データを集めたい一心もありましたが
それ以上の何かがないとコンテナ30杯分も作るはずがありません(笑)

そして個人作家になって8年が経とうとして
ふと振り返ると、窯出しする度にあったはずのワクワクが
あまり無くなり、陶芸は“お仕事”になっていました。

これでは潰れてしまうと
昨年末考えに考え、出した結論は
形状をオーバルに固定したうえで
「作品を全てテストピース化する」ことでした。

今回の窯は、怖くて怖くて
開けるまで気が気じゃなかったけど
いつもの僕のアタマでは考えつかないようなものが
いくつも生まれました。手ごたえを感じています。

個展会場に来られて、戸惑うこともあるかもしれませんが
お気に入りの一枚が見つかった際には、どうか
連れて帰ってやってください。
僕の好みだけでは測りきれないものもありますが
モノサシは皆様のものをお使いください。

ただ使うだけの「器」としては少々高価かもしれませんが
どれも一枚しかない一期一会の品です。

こういう窯をあと5回も焼き続ければ
きっともっと良いものが生まれます。
一度に100近くののデータが生まれるわけですから(笑)


とにかくは、玉川高島屋より始めてみますので
どうか皆様には、僕にこの仕事を続けるチャンスを与えていただけますよう
心より、心よりお願い申し上げます。

個展への窯出しが終わり

個展への窯出しが済みましたが
一部どうしてもひと味足りないものが焼けてしまって
どうしたものかと考えていたところ

40年前に父が買いっぱなしだった

12色チューブ入り初級セットが

棚の隅にあるのに気付きました。
仕方ないこれを使ってみるかと
上絵の具の色絵には手を出さないつもりだったのですが。

ガッチガチに固まってて、チューブを分解したりで
全部溶かすのに2時間かかる…

やむにやまれぬ事情で解禁してみるけど
どうなることやら…くわばらくわばら💀

いや、きっと爺ちゃんが助けてくれることでしょう

玉川高島屋にて 個展情報

個展のお知らせです。

2月28日(水)から3月6日(火)まで
東京 玉川髙島屋5F 器百選にて熊本象 陶展 “ Ovals ” をいたします。
「オーバル」にテーマを絞り、だ円状の器を中心とした展示会となっております。


会期中在廊しております、是非遊びにいらして下さい。

 

身体は資本だし相棒

先週まちなかで学生時代の先輩を見かけた。

イケメンでチョイ悪、すごくモテていたひとだったので

見ればすぐにわかる。

車で動き回る仕事をされているらしく

僕が唐津に帰った時からずっと、年に数度は見かける。

 

そのひとがなんだか年々少しずつカッコ悪くなっていくのだ

年相応にふっくらはしているものの、顔を見たら本人とわかる程度だし

なんでかなーと思ってたら今回はさすがにその理由に気が付いた。

 

姿勢が悪い

 

年々歩き方がぶざまになっていっている

背を丸めてがに股になり、左右に揺れながらヨタヨタ歩く

言っては申し訳ないがおじいさんみたいな歩き方だ。

おそらく本人は気づかないうちにそうなってしまっているんだろう。

 

顧みるに、僕も左ひざと右側の股関節に少し痛みがある。

今まではいつか痛めた古傷なんだろうと思い込んでたが

今回一つしか歳の違わない先輩を見てハッキリ分かったのは

年相応に筋力は衰えていくってことだ。

 

20過ぎてからは普通にしていて身体は成長しないとのことなので

身体を支えてる筋肉が徐々に衰えてって

一番利用頻度の多い関節が、負荷に耐えられなくなって壊れるのであります。

僕の場合はロクロを使っているときに

左ひざはずっと体重を支えているし、右足はペダルに

載せっぱなしなので、股関節を支点にあげっぱなし。これが原因。

 

たぶんネットにも書いてある程度の内容の気づきだろうけど

この度やっと腑に落ちたのでここに書いています。

 

それともう一つ身体のことに関して言うと

昨年はとても体調のアップダウンがひどい一年でした。

気分の乗らない日が多く、それでも踏ん張って仕事をこなして

忙しさが過ぎた夏と年末に、謎の体調不良でパタッと寝込みました。

微熱、頭痛、咳、全身のだるさ・冷え、鬱々とした気分…
風邪のような症状なのに風邪の薬をのんでもいっこうに治らない…そして長引く…

 

コレ、結局は全身の筋力が落ちたことで

体力低下に伴った、いわば若年性の更年期ということでした。

症状のすべてがこれに当てはまりました

なんと情けない…(ToT)

 

しかしながら原因にやっと気づけたので

年末からジョギングと筋力トレーニングを始めました。

最初は体中が痛くとてもしんどかったけど

十日を過ぎたあたりから徐々に身体中にシッカリ感が出てきて

気分もアガり始めました。

一年の締めくくりに気づけて本当に良かった。

 

復帰したドラムも、演奏というかは

動かしている身体の部分に気をつけながら

ひらすらゆっくりから基礎的なことを繰り返し
 エクササイズマシンのような使い方をしています

今はこれで十分満足。

 

今年からは仕事の中身も今までと少し変えつつ挑むつもりです。

これからも長き相棒となる身体にはヤキを入れつつ いたわりつつ

共に戦って行こうと気分を新たにすることができた

暮れから年初にかけての出来事でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

速攻

今年は今までと違う一年にしたいと

書初め代わりに年初に

“「今年成し遂げたいこと」を幾つか書く”

というのを家族四人でやりました。

 

昨年、望みや願いは言葉に出すと叶う

もっと言うと、文字に起こせば叶うということを

耳に挟みました。

割と有名な話のようです。

 

小さな額に入れて四つ、早速壁に飾りました。

その中の二つの額に「色んな所へ行きたい」とありました。

次の日に、嫁さんがお出かけ用の貯えをチェックしていました。

その光景をみた僕は、その日のうちにグリーンランドのサイトをチェックし

宿を取りました。その間わずか三日。

(グリーンランドにお目当てのアトラクションがあったのです)

 

週末が連休になっていたことも功を奏しましたが

結果三日で望みの一部が叶いました。

それぞれすっかりリフレッシュでき

良い新学期を滑り出せそうです。

 

もし書き出されていなかったら

子供が行きたがっていたところなんて

日々の忙しさに紛れて思い出さなかったでしょうし

各々もそれぞれに動かなかったでしょう。

 

「書けば叶う」は要するに、望みが“見える化”されることで

それに対して常日ごろから気を配りだすことから起こるようですね。

 

他の願いも叶っていくのかもしれません。

もっとも僕の今年の願いは、健康面のことが

ほとんどですが(苦笑)

 

凧あげて

竹ひごと障子紙で凧を作りました

 

姉はワンちゃんを書き
弟は宝尽くし(?)の鏡餅と
それぞれ“らしい”仕上がりに

 

弟のは風をとらえグングン舞い上がるのに対し
姉のは上がり始めるとすぐ左へ急降下し墜落

 

良し悪しありましたが
こもりっ切りではない
なかなか正月らしい事ができました
逆に凧に遊ばれるかのごとく
縦横無尽に駆け回り、良い運動でした。

 

僕も子供の頃、父や爺さんに凧をいくつも
作ってもらい大好きでした。
親にせびって、小型のバラモン凧を
買ってもらったこともありました。
(高価だったことを知ったのはだいぶ大きくなってからです)

 

自分がしてもらった事は
子供にもしてあげたくなるものですね

赤水窯より 2018年 明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます
赤水窯です

本年も当窯とそうへいを
どうぞよろしくお願いいたします

ささやかなではありますが
年賀状のメイキングムービーを
アップしております
下記URLからお楽しみくださいませ

https://youtu.be/GzxHQi3mbWw

※なお、新年の営業は一月二日からとなっております。

きづき

ここ一年は作品づくりが急に苦しくなり出して

 

あれこれ考え、あちこちの分野からつまみ食い的に学んだりし

これからこうしようかというプランを

思い切ってとある人に見せたんです。

そうしたら

 

「そもそもあなたのファンである人たちは

何が理由であなたのファンになったの?」

 

という、僕にとってしては想定外の言葉を投げかけられました。

プランを添削してもらうだけのはずだったのに。

 

考えすぎるあまり、テクニカルなことばかりに

意識が行ってしまい、ファンだと言ってくださる方々のことを

考えているようで考えていなかった。

というか先回りし過ぎていたようなのです。

 

そもそも「ファン」がいなかったうちは

どういったものづくりをしていたのか

 

僕はいつの間にか実際にはいない「仮想ファン」に対応して

ものをつくり、ものが増えすぎ勝手に一杯一杯になっていた。

何枚もの羽の付いたプロペラにしがみついて振り回されるように

「ファン」違いも良いところでした。

 

そういったことを改めて思い返していくうちに

なんだか徐々に具合が悪くなり、長い風邪をひきました(笑)

でも咳と鼻水のなか 毎晩じっくりと思い返すうちに

少しずつ不安でとげ立っていた心が和らいでいく気がしました。

 

七年間やってきたことから得た知恵も

組み立ててきた先のプランも 全くの間違いではありませんでしたが

 

志向性に関しても、好みのものとか

心が動きやすいものというのは見つけつつあるので

今回芽生えた思いを反映できれば

ひとつ階段を登れるなという感覚を得ることができました。

ほんのりとですが

 

40の誕生日前の一週間の出来事でした。

 

 

 

別の話ですが、ドラムセットと電動ロクロの椅子が逆転しております(笑)

こっちのほうが高さがピッタリなのです。

 

 

 

 

 

 

シジュウになりました

午後1時すぎに来客予定のつもりで

昨日までのアウトレット仕様の店内を

ドタバタ片付けてたら

11時過ぎにドアが開く

 

「1時半でしたよね!???」

「11時半ですけど…」

 

遠路お越し下さったお客様になんて失礼を…

 

半ば散らかった店内を苦笑いで許して下さいました

優しい方々でした…(T_T)

 

ここ1週間も風邪っぴきで

アウトレット期間中も情けないマスク姿で

自己管理能力のなさをさらけ出してしまい…

 

そんな四十路のはじまりでしたが

これからも赤水窯と共に

お見守りのほどをよろしくお願いいたします

白磁輪花のお皿 製作休止します

このあたりの輪花のお皿ですが
制作をいったんお休みします
勝手を言いまして大変申し訳ありません。

今週末の三日間の当窯でのアウトレットにて
在庫分手放すつもりです。

とてもたくさんあるわけではないのですが
もし狙っていらした方がおられましたら
この機会にお求めにおいでくださいませ。

ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

難しいこと

うちの子供たちは引き続き学校の友達関係が

上手くいかず悩んでいるようだ。

 

いわゆるハブられてるってやつ。

いじめの寸前?いや傍から見たらいじめなのだけど

本人にもプライドがあるからね。

自分がいじめの対象だなんて誰が受け入れたい?

そこに大人が介入するのはとても難しいのです。

(とくに父親なんかにゃ言えないわな)

 

子供は賢い

親や教師の前では絶対にしっぽを見せない。

自分の名誉に傷を付けることなく

密かにストレスのはけ口を見つける。

言いつけたら密かに報復をする。

それがわかってるから子供は堪えたり

これはいじめではないと思い込んだりして隠すのです。

 

どの時点で僕らが介入すべきか

それともしないべきか

そのタイミングと方法を見計らっているところです。

 

 

ところで

以前男と女の違いを書いた本が流行って

僕も読んでました。

 

男脳の根っこにあるのは攻撃性をはらんだ

競争本能。

他をくじき、勝ち残るのだという意識

他よりも自分が優位でありたい

これが大昔狩りをして生きていた時からの

男脳の本質だそう。

 

男社会でのイジメは競争本能と優位性の確認から

来ていそうですね。

 

いっぽう女脳の根っこにあるのは協調。

男たちが狩りに出かけているあいだ

女子供は住みかに残されます。

そこで仲間と上手く過ごすために

コミュニケーション能力が

発達したといいます。

 

女性社会でのイジメは、仲間意識を高めるために

共通の敵を設定したりするところから来るそうです。

 

恐ろしいことに、男女に関わらず

僕たちの遺伝子にはイジメをしてしまう性質が

本能として書き込まれているんですね。

これには抗えないのでしょうか。

 

この本能のことを僕らは歴史の中で

知っているから道徳などを教えて

予め諭しておく必要があるのでしょうね。

 

(ちなみにこの遺伝子情報が書き変わるには

2000年ほどの時間を要するそうです…)

 

集団から外れた人や生き方をアウトローと

呼びます。

以前 鶴瓶師匠がラジオで

「アウトロー言うのは聞こえはエエが

所詮は気持ちの弱い奴のコトや」

とおっしゃってたのも今ではうなずけます。

多勢の中で生きづらくなって結果アウトロー。

 

僕が所属してる工芸の世界にも

会社勤め、集団に馴染めなくて…っていう

いわゆるアウトロー気質の方が多い気がします。

 

僕もそうでしたしね。

 

あれこれ言いましたが

わが子たちのこととなるとそう冷静でもいられず

どうしたものか

 

僕ら親は先にいなくなるんだし

これからも世の中人間がいる限り

そういうコトは変わらないのだから

うまく乗り越え方を見つけてくれればいいが。

 

 

 

今週末 赤水窯WinterOutletです!

今週末の12/15(金)16(土)17(日)の
三日間、年末恒例の当窯ギャラリーでの
winter outletを開催いたします。

師走のお忙しい時期かとは思いますが
お時間ございましたらぜひお立ち寄りくださいませ。


なお、今回よりアウトレットに関する
ご案内ハガキの郵送は割愛させていただきます。


こちらの情報が届かない方もおられると思いますので
皆様ぜひ口コミにて情報のシェア
そしてお誘い合わせ頂けましたら幸いです。


ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

和太鼓グループ “龍童” 見学と誤算…

地元唐津の和太鼓グループのことを

地域情報のニュースで見て

 

これは打楽器に触れるいいきっかけになる

小2の息子を習わせよう!身体も丈夫になるし!
と勝手に盛り上がり

発表会を見に連れて行ったりして

本人もソノ気になりかけてきたので

頃合い!と早速問い合わせ、練習の見学に連れて行った。

ついでに小4の姉も一緒に。

 

快く見学を受け入れていただけたのにも

かかわらず、見学開始5分で

ふてくされ始める息子…

目の前で演奏される熱気に圧倒され

盛り上がっていた気持ちの処理ができず

なんだか怒りの方向へ向いてしまったのかな?

 

どうしたものかと困っていると

逆にひそかに目を輝かせていたのが

イヤイヤ付いてきたはずの姉のほう。

そんなはずは!?と今日行った2度目の見学の際には

息子はもう嫌だと言い切り

姉のほうは照れながらも行っても良いと

言いだしたという次第で。

 

姉弟とも学校など集団の中での人間関係には

馴染めないし、徒党を組めばはじかれるタイプで

だったら学校の校区外の別枠に

全く違った人間関係を築けたらという思惑があっての
ススメだったんだけど。

姉のほうは幼稚園の頃からもうずっと
そういったのに悩み続け泣いたりするのを見てきて
ただここ一年ほどは
“周りに人がいなくなったら独り時間を楽しむ”
という切り替え方を学んだよう。

弟君はまだ現状の枠内でサバイバルしたいんだろう。
逃げ出すのも、逃げ場を与えられるのも
まっぴらごめんだろう。
それはごもっとも。
僕のこの先回りは実は息子には全く不必要で
奴には奴なりの切り抜け方を見つけられることを
願いたい。

そして姉のほうは、、、
空想とお絵描き好きの和太鼓ガールとなるのか。
さらに盛り上がってバチにスティックも振り回しちゃたりして

別に良いけどね…
アンタがタイコに向いてるってのは薄々気づいとったよ(笑)

ミッキーハート著「ドラム・マジック―リズム宇宙への旅」より。スリットゴング(木をくりぬいた原始的な太鼓)が生まれたときの、ナイジェリアに伝わる神話。アリの妖精ジンと、ジンに兄を殺された少年の、踊りと太鼓の我慢比べ勝負の図。
ミッキーハート著「ドラム・マジック―リズム宇宙への旅」より。スリットゴング(木をくりぬいた原始的な太鼓)が生まれたときの、ナイジェリアに伝わる神話。アリの妖精ジンと、ジンに兄を殺された少年の、踊りと太鼓の我慢比べ勝負の図。

京都 YDSギャラリー 郷土菓子研究社と31人の作家の器

ご案内が遅くなりました
現在開催されている
京都のYDSギャラリーでの企画展
「郷土菓子研究社と31人の作家の器」
に参加させていただいてます。

とにかく連日人で溢れているようで

昨日、嫁さんに関西への帰省ついでにYDSさんへ
挨拶に行ってもらったのですが
とにかく賑わっていて、目当ての器を
買うどころではなかったとのこと(笑)

そんな企画展も今週末12/10まで
週末はまた郷土菓子職人の林周作さんも
ご在場とのことですので
まだまだ間に合います
ぜひ足をお運びください。

(行きたかったなぁ…)

熊本 象 今年の個展スケジュール終わりました

先週末の福岡での展示で
今年の熊本象の個展は全て終了しました
たくさんの応援とご縁をありがとうございました

また たくさんの気づきを得られた一年でも
アリマシタ
もつれてた糸が 少しずつですが
ほぐれていっている手応えがあります

来年も色々と試みて参りますので
引き続き応援のほどを よろしくお願いいたします 

(年内最後のイベントは来週末 
赤水窯ギャラリー内での

年末恒例ウィンターアウトレットです)

馬鹿よわたしは

昨日帰り際に

ドラムセットまだ設置してから五分も叩いてなかったので

ちょっとだけ身体を温めるつもりで叩いたのがエキサイトしてもて

気がつけば小一時間。かなり汗もかいてて

 

そしたら次の日の朝、親指の付け根が痛い。

少しすじを違えてしまったようです。

…お馬鹿さんね…趣味で商売道具を潰しかけるとは。

 

土を練ったりロクロで成形したりなどは

個展などでしばらく離れてもまだ元に戻りますが

もうこの手指は毎日スティックに触れていたころと違うのです。

子供の運動会でハッスルしてすっころぶ親御さんのよう。

 

今日は終日PC業務だな。

明日明後日は悠遊さんでの個展に在店するので

自然と安静できるでしょう!

 

熊本 象 陶展

福岡のギャラリー 悠遊さんで開催中

明後日12月2日夕方5時までの会期です。

ぜひ足をお運びくださいませ。

 

 

 

 

 

40を前に

今年とある集まりに参加をした。

到着してから気づいたけど、かなり政治の匂いのする集まりだった。

公からの資金も投入されたプロジェクトだとうすうす聞いてはいたけど

やって来てみると、僕以外はスーツでばっちり決めた方ばかりだったので
入室するのにかなり躊躇した。

壇上ではプロジェクトの主要人物たちが思いを語る。

 

僕はかなり前のほうで聞いていたのだけど

(そこしか席空いてなくて)

最前列の人たちに目をやると

かなり大げさにかぶりを振って話に聞き入っている。

「私もあなたと全く同じ思いです!」

「一緒に仕事が出来て嬉しい!光栄です!」

という気持ちを伝えようとしているようにも見える。

 

そんな場所に居合わせることはいままでほとんどなかったので

その光景はすごく目に焼き付いたし、とても貴重な体験だったのです。

 

 

日々、SNSのタイムラインやニュースサイトに残されているコメントには

「世の中悪い奴ばかりだ!」「世の中おかしい!」「何とかしろ!」

といったどげんかせんば的な書き込みが駆け巡ります。

 

僕はもともとシラケがち、あまのじゃくな性格につき

そういった熱っぽい言葉を見ながら

「熱いなぁ」とか「へぇ~」とかしか感じれないのだけれど

 

先の集まりで感じた

大きな利益を共有し、分け合おうとする人たちの持つ

なんだか、えも言われぬ熱気とか凄み・パワー、結束感

 

それらと比べると、とてもとてもか細いもののように感じてしまう。

 

文学や音楽、工芸のような芸術や思想、哲学も

前述したような、どちらかといえばパワー・権威的なものから生まれてくるものもあれば

こういった か細い叫び・祈りのようなものの中から生まれてくるもの

その二つがあるようですね。

結果、必然的に産み落とされて

僕らはときに美術館のジョーセツとかでそれらをなんだか同列に見ていたりするので

変な感じもします。

 

ともかく僕のようなたぐいの者は

とくだんコレといった考えは持てないまま

そういった双方のあいだをときに観察させてもらいながら

ふわふわと飛び回りながら一生を過ごすんだろうな…

見かたによれば思想のないザンネン!な生き方かもしれないですね。

 

いやーもうすぐ40にもなるというのに
大変お恥ずかしい限りなのですが、そんなことを思ってしまいました。

共感できない方もいるでしょう。

ゴメンナサイ!

福岡にて熊本象の個展開催中です

すっかりお知らせが遅くなり事後報告となりますが
現在、福岡南区のギャラリー 悠遊さんにて
熊本象の個展を開催していただいております。


先週末は25、26日とお店に在店させていただきました。
たくさんのお客様においでいただき嬉しかったです。

今週末も土日12/2、3と在店させていただく予定です。
お日柄に恵まれますように。

悠遊さんは来年春から近くの建物へ
移転されるので、このスペースでは最後の展示となります。
お近くの皆様、ぜひ足をお運びください!

三島唐津マグと斑彩泥タイル皿

試作品の小ぶりなタイル皿に
村岡屋の新作お菓子を乗せてみました。

斑彩泥タイル皿 7.5㎝角

絵三島唐津マグに熱いコーヒーをそそいで
いっぷく。

工房にドラム

薬のバケツが渦高く積まれていた場所を
片づけてセットを置いてみました。
使わないまま五年も十年も放ったらかしの釉薬を
片っ端から処分しスッキリ!

窯炊きの傍ら、軽く叩いてみたら
もうすでに身体は全く動いてくれなくて
手も足も全然動きません。初心者です。
まるで運動会ですっ転ぶお父チャンのよう…

これが一番認めたくなかったこと。
あれだけ打ち込んでいたことが“無”になっていました
たびたび夢に見て恐れていたことが現実となり
戻らなかったら気づかずに済んだのにと
悔やみもしました。

良い趣味になれば良い
少しずつでも触れて楽しみながら続けていきたいです。

専用の椅子が無いので
型打ちに使っている蹴ロクロを椅子にしましたが
高すぎるし、硬くてお尻痛いし
そもそも叩いているうちに右へ左へ回って
安定感ゼロ(笑)

ウサギと猫のお箸置き

こちらの猫箸置きの型は
摩耗して目がくっきり写らなくなってしまったため
次の猫箸置きのデザインを思案中です

砂気の強い唐津の土を型に押し込んでいると
どうしても型が削れていってしまいます。

そもそもの顔の入れ方を考えなくてはいけません((+_+))

個展への窯炊き

雨が降っていますが
明朝まで窯炊きです。

東京での個展用のものが
詰まっています。

同時に電気の窯も炊きます。
窯を出したら旅の準備にかかります。

個展のお知らせ gallery一客にて

来月21日~25日の期間
東京・表参道のうつわ一客さんにて
個展を開催いたします。

直火調理ができる鉢も
色気のある釉調で焼き上がりました。

また期日近くなりましたら
お知らせいたします。

ドラムのマグ

仕事の合間に
五年前に作った懐かしいうつわを
もう一度作ってみました。

鼓型(つづみがた)といって
言ってみればドラム型。
昔からあるかたちですが
それをカップにアレンジしたものです。

いま試作してる天目茶碗へかけようと思っている
釉薬が鼓型にも合うかもと思いまして。

今年に入り、作陶の方向性が
うまく定まらず苦しい時間が続きましたが
また軽く楽器を触るようになって
好きな音楽を聴き直したり、探したりしてると
あ、これで自分の根っこにある志向性も
読めるなと気づきました。

ひとつのことに集中しすぎすると
もともと何が好きか嫌いかとかいう単純なことさえ
見えなくなり袋小路へ迷い込むときがあります。

ほんのリフレッシュの感覚ではじめたことが
自分を本来のレールへ戻してくれるかもしれません。

天目茶碗と“闘茶”

ご要望アリ
天目ふうの碗を試作しています。

口づくりと見込みにかけての
ラインに特徴があり
もう少し試行錯誤して
慣れなければいけません。

ちょうど別件で、天目茶碗ふうの
かたちを作る仕事があったため
良い機会でした。

古陶の天目茶碗は
見た目のふっくらした形と比べ
内側はすり鉢状にとがった形状で
結果、肉厚で重たいようです。

説のひとつとして
天目茶碗は唐~宗の時代の中国で流行った
“闘茶”用に作られたものだというのがあります。
闘茶はお茶の泡立ちを競う遊びで
天目茶碗は、お茶がより泡立つように
工夫され、あの形状になったと言います。

これは父の所属している陶芸の会に
中国から研究者のセンセイを招き
講演してもらった際に聞いた話だそうなので
信頼できる話だと思います。

↓ウイキペディアに闘茶の記載ありました↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/闘茶

藍釉捻り輪花鉢に葡萄

美味しそうな葡萄がやってきた(*'▽')

新作の藍釉捻り輪花鉢に
入れてみました。

映画 “セッション” 

唐津は雨です。涼しい

頭のなかすっかり“ドラム脳”が幅を利かせてしまい…
週末、映画「セッション」を見てしまいました
原題は「WHIPLASH」(鞭でびしばし?)

激しく追い込むことで能力を引き出そうとする
熱血教師と、偉大な演奏家を目指す青年の
ぶつかり合いを描いた映画。

きっと日野皓正さんも
どつかれた少年もこれ見てたんじゃないかなぁ(笑)
意外な結末が待っているし
音楽関係なく楽しめる映画。

一方の僕は仕事の合間、寝る前
ちょっとした空き時間はスティックワークや
フットワークのトレーニングに励んでしまってる。

こういうの「良い趣味」って言えるんでしょうね。
そういうのホント持ってこなかったけど
やっと見つけた感じで。

週末スポーツとか出かけたり道具磨きとかする人の気持ちが
生まれて初めて理解できた

実際はときに追い込まれることも
「息を抜く」って事も同じように大事すね

シンバルやバスドラムに手足が届かない…
今までそういう夢を何度も見てきて
しんどかったのがやっと解消されるのかな?

ドラマー復帰

心境の変化があり
趣味程度に復帰シマシタ

とはいえ、以前ドラムを辞める際に
地域の団体へ「エイっ!」と楽器を9割がた寄付してしまったので
スネアドラムをのせるスタンドひとつも無い始末😖


というわけで…
あなたのお宅のタンスに眠るドラム機材…
僕が探してますよ😉

歩くことから

なにかの落とし穴に落ちてしまったように

調子の悪い今年の夏。

四十の峠にさしかっているようです。

 

なんとか挽回したいけど、慌てずに

とりあえず今朝から早歩きくらいで出勤してみました。

チャリで五分の距離

歩くと20分になります。

軽く汗ばむ程度の運動。

 

体力は足腰からといいます。

土こねたりロクロしたりは

ほぼ上半身だけの動きなので

足腰ほとんど使わないんです。

 

サマータイムなので

六時過ぎには工房に出ています。

涼しいうちに力仕事を済ませ

気温の上がる午後は型押しや板づくりなどの

作業を中心にこなします。

 

明るくなるころに出て

日が落ちはじめるころに家路につく

まるでカラスのような日々。

 

プール当番にて

昼から保護者でのプール監視当番
これに合わせて帰ってきたようなものです。
陽射しが暑い暑い!

暇だから子供を観察してると…

・泳げない子に教えてあげる優しい子

・浮き板を大量に持ってきて無理やり配ってまわる
おせっかいな子

・ただひたすらストイックに泳ぎの練習をする子

・ただひたすら潜水の練習を続ける変わった子

・潜水していって女の子にちょっかいを出す子

・一人できたものの遊ぶ相手がいなくて
プールサイドでぼーっとする子

・15分くらいほどほどに泳いでとっとと帰る
要領のいい子

・すぐに泳ぎに飽きて草むらでバッタ採りを始める子

・トンボの交尾に水をかけて遊ぶ無粋な子(笑)


たったこの程度の枠だから
色んな子がいるのが良く見える
性格は様々。


雷に打たれるような事故にでも合わなければ
皆きっとこの個性のまま大人になっていくんだろうなあと
思ったり


自分はどうだったかなぁ…
そもそも夏休みのプールになんか行った記憶がないし


人とつるむのを面倒くさがる
ただのインドアな子だった気が


そしてそのまんま大人になっちゃった

関西へ!

嫁さんの帰省に付き合い
しばらく神戸へ行ってきました。
こんなに長い期間家族で滞在するのは初めてです。

 

一日目はすっかり改装が終わった
神戸BALへ。長年展示会場として
使わせていただいていたギャラリースペースは
完全にMUJIcafeへとなっていました。
勢いがありますね、無印。時代の流れです
長く世話になった空間で
哀しかったですが仕方ない

百貨店のリビングものぞきましたが
リニューアル後、こちらも完全に
“ライフスタイルショップ”といった感じに。
展示用のスペースは廃止されていました。
こちらも時代の流れ。致し方無し。

 

三日目~四日目は淡路島へ一泊旅行。
嫁さんの家族が勢揃いできた
はじめての機会でした。
淡路、古事記では日本で最初に創られた島でした
神戸には五年も住んでたけど淡路へ来たのは初めて!
混んでたけど楽しかった。

五日目は再度家族での食事会の後に
一気に滋賀へ飛び
来年6月に展示会を企画してくださっている
galleryサラさんへ

わずかの滞在でしたが
素敵な空間に、制作への気持ちが
高まりました。


六日目は
フリーでしたが遠出する気力はもうなく
嫁サンの実家より徒歩10分の
ヨコオさんの美術館へ

美術には全く縁のない自分でしたが
ヨコオさんに限っては、四年前に
たまたま展覧会を見たとき
じんわりこみ上げるものを感じ
それ以来神戸に来たらここへ来るようになりました。


カミナリに打たれるような影響はないけれど
この人の制作への姿勢には
まるごと見習いたいものがあります。

15年前にこの美術館の真裏に住んでて
その頃はまだここは全棟が兵庫県立美術館で
玄関をくぐったこともなかったのに
そこがまさか自分にとっての聖地になるとはね。

盆なので比較的ゆったり拝見することが
できました。謝謝。


というわけで長い遠出も
終わり唐津へ帰ってきました。

押し引きのむずかしさ

写真は大橋歩さんの著書より
小野哲平さんのお茶碗。

 

小野哲平さんの器を本などで見て
カッコイイなあとうっすら憧れていました

 

ちょっと前に店頭で実物を見つけ
ついに!と手に取ったのだけど
写真で拝見して思ってた感じより3割引きライトな印象で
何となく期待外れで求めるのはやめた。

 

恐らく「使うもの」というのを念頭に置いているので
意図してか、意図せずか
その感じにとどまっているんだと思う。

 

反して、唐津焼の作家の器は
使うものとして提案していても
なかなか重厚な雰囲気になっているものが
多いです。

 

鑑賞に耐えうるような抹茶碗などの「道具」を念頭に
作行きを器作りまで広げているため
どうしても必要以上の「気」がこめられてしまう。

 

このへんの押し引きってすごく難しいなァ…
ただこのところその両者の線引きが曖昧になり
互いが真ん中に寄り合ってきてて
それはそれでつまらないとも思うし。

 

考え方が古いのかなぁ

後半戦の仕事はじめ

曇ってると涼しい今朝の唐津。
風が強めなのは台風のおかげか。

 

五日前にひいた夏風邪がなかなかのしつこさで
軽い鼻水と喉の痛みはまだ取れずだけど
仕方ないですね。ゆっくり治します。

 

ロクロの仕事からはじめています。
手が濡れているぶん幾分涼しげに感じながら
こなすことができます。
フォルムに注意しながらの成型は好きな仕事です。
まず一番に美しいかたちを大事にしたいです。

 

東京の個展中に絵付けの作家さんにお会いし
ありがたいアドバイス頂戴しました。
「絵付けは絶対にやるな。年取ったときしんどい。
極力無地ものでいくんやで。」
まさにご自身の経験から出た、重みのある言葉でした(笑)

 

視力は年とともに落ちていき、そこから端を発し
目・首・肩・腰と身体への負担が半端ないとのこと。

 

まあそれはそうですが、絵付けは少し始めているし
描きたいときには書きますが

 

基本は素材感とかたち重視の作風を
軸に置いていくつもりです。

HIGASHIYAのおこしと

昨日は夕刻もくもくと雨雲が見えましたが
恵みの雨は降らず。
お天道様のいけず!

今日も日が射したり曇ったりで暑い暑い…

HIGASHIYAのおこしで
午前中のいっぷく
美味しいです 生き返ります。

熊本千治作の黒唐津鎬粉引湯呑に
冷たいコーヒーをそそいで。

おこしを入れた小さな角鉢は熊本 象作
織部釉を流した見込みにサカナが二匹泳いでいます。

ムシ狩りたくて

唐津に帰りましたが
梅雨も明けていて、お江戸と変わらない暑さ(@_@)

十日も家を空けていたので
罪滅ぼしとばかりに子供とカブトムシ取りへ
しかし昨年と同じく、あまりの暑さに
いつもの場所では木の蜜が蒸発してしまってて初日は撃沈。

あまりに悔しくて!

早起きし、いつものポイント+新しい狩場を探して
車でグルグル小一時間。何をしてるんだか
そしてついに!蜜の匂いの立ち込める新しいポイントを
発見しました!どんなに嬉しかったことか!
それはどんなに器の焼き上がりが良かった時よりも嬉しかった!
(申し訳ありませんm(__)m)

暗くなるのを待ち、やっとの思いで
クワガタとカブトをゲット!面目躍如!
ホントに採れるのか…???
じっさい疑い半分でしたがほんとにホッとしました…

しかし、虫を探して道の脇の林をさまよってると
他の車がキッ!と停まって
「採れますか?」とか聞くひとがいるんですね
ホントにそれでいいの?と思ってしまう。

手に入れるだけを目的にするのは
楽しみ切れていないと思うんです
手に入れるまでの過程も楽しみたい。

カブトムシの集まる木の樹皮や葉の形をあらかじめ調べておき
明るいうちにポイントを探したり
場合によってはトラップを仕掛けたり
アブや蚊に追われ、やっぱ服装は長袖長ズボンに
帽子が必要じゃないととか学んだり。

欲しいものを手に入れるまでの苦労・工夫
手に入れた後の維持管理
もしそれが生き物だったならば
生命の限りとか知ってくれるといいですね。

しかし木に張り付いてるカブト・クワガタを見ると
やっぱ興奮しますね!!!
(しっかり自分も楽しんでいる(笑))

 

へんなおじさん

先日まで日本橋高島屋での展示会
暑い暑い1週間の会期を終え
ひとまずひと息をついています。

そんな天候のなか おいで下さった皆様へ
心より感謝申し上げます。
ありがとうございました!

次の東京での展示は10月のなかば
今回の流れ、自負も反省もしつつ
また違ったアプローチのものも加えたいと
今から考えています。


会期中、変なオジサンがいらっしゃった。
前に会ったのが四年前の日本橋三越だったから
今回で二度目。

顔は覚えてなかったんだけど
話の内容でピンときた。前回と同じ

「飲食店をやっている。あまり高くないお店。
だけど君の作品が気に入ったからカレー皿につかいたい。
金属のスプーンを使って大丈夫か。まとまった数をオーダー
したいから連絡先をくれ。」

歯は抜けまくっていて
いでたちは路上で生活してる人スレスレだ。
もちろんその後オーダーの連絡は、ない(笑)
ただ陶芸のこと、作家の名前をすごくよく知っているし
そしてちょっと心に残るひとことを残して去っていく。

もしかしたらあのオジサンは
ヤキモノの妖精かなにかじゃないのかと
遠野物語を読んでいる今、思ってしまったりする(笑)
お江戸日本橋付近に生息する
オジサンの姿をしたヤキモノの経立(ふったち。妖怪・魔物の意味)

遠野物語
オリジナルは読みづらいので口語訳を
解説本も踏まえながら。

明日から日本橋高島屋 個展です

早めの真夏が来たようで
オマケに湿気もすごかったりで
過ごしにくい日が続いております。

そうへい店長も毎日真夏の定位置
お風呂場のタイルの上で過ごしています。

明日7/12(水)から19日(火)の一週間
日本橋高島屋七階 ギャラリー暮しの工芸にて
熊本象の個展を開催いたします。

お足元が悪い日もあるかもしれませんが
ご都合よろしければぜひご来場くださいませ。

開脚はじめ

左ひざの痛みは慢性的に
なってきていたのですが
ここひと月ほど、右ふとももの付け根と
足首が痛み出して、ストレッチを始めました。


そしたらびっくり(゚Д゚;)…

学生時代は足の裏までガッチリつかめるほど
前屈できていたのが、手の指先が足の指先に
届きもしなかったのです…それも10cmも…
その差じつにマイナス20㎝
情けなや…(T_T)

修行中は毎日念入りにストレッチしてたのに
どんどんやらなくなってこのザマ。

身体が硬くなると関節の可動域が狭くなり
身体を痛めやすくなると思うし、リンパの流れも
悪くなり疲れやすいと言います。
ここ半年体調が下降ぎみだったのは
これも原因としてあったかも。

40を目前にしてココを発見できたのは
良かったことですし
この本を相棒に今日から僕も
ベタってまいりたいと思います!

明後日からは日本橋高島屋での個展です
今日はいちにち身の回りのものの荷造り。

伊豆本店の純米大吟醸 “壽限無”と

個展前の最後の窯炊きも終わったので
春の個展でお世話になった
福岡の酒造 伊豆本店さんの純米大吟醸“壽限無”
をいただきました。

いま主流の味とは少し違いますが
力強く、繊細でとてもおいしく
とても好みの日本酒でした。

伊豆本店さんの日本酒は
どちらかというと少し男好みのする味なので
男性にも人気の黒緑彩の新作酒器と
合わせました。
この発色を狙うのは難しいのですが
今回はとても良い色に!

片口は漆器の片口のデザインから
縦長の長方形で持ちやすいです。
それと、升を意識した四角い盃。
指でつまんで口づくりをし、ゆるやかな
手跡を残しています。

伊豆さんのお酒とよく合いました!

さて、明日は窯出しです。
良い焼き上がりでありますように!

窯炊きアゲイン

昨日は梅雨の晴れ間に窯を炊きました。
日本橋高島屋での個展を前に最後の窯炊き。

ムクノキの枝が勢いを増して
窯の煙突にかかってきています

家の周りの木々

小学生の頃には木登りできていたのに

もうすっかり背が高くなってしまっていて

40代も目前、重たくなりつつある身体で登るには

ちと辛い。(登る用事ないけど)

これからの唐津の気温は
30℃超えてくるそうだ。

ちょっと早くないか!?キビシー!!!

アウトレットが明けて

先週末は3日間窯元でのアウトレット。
明けてすかさず昨日は窯出し。

ロスはさほど多くなくホッ。
お試しのものをたくさん入れていました。
おおっ!のものもあれば
あちゃ~…のものも

でもそれだから窯の扉を開けるのが
毎回ワクドキできるし
そこがないと続けられませんもんね。

この結果を踏まえて
7月1日にまたひと窯炊く予定です。

もうひとふんばり!

夏のアウトレットを開催しています

おはようございます
赤水窯です。
今日の唐津、少々蒸し暑いですが
雨はまだ降っていません。

 

昨日は開店から
たくさんのお客様にお越しいただき
ありがとうございました。

早くも品薄になってきましたが
出来る限り補充したいとは思っています。

本日も11時より18時まで
アウトレットを開催しております。
会期は明日までです。
皆様のお越しをお待ちしております('ω')

そうへい店長も少しお疲れの様子ですが
出たり入ったりしていますよ(^^♪


窯炊きへ

唐津は曇り。
気温のアップダウンにもやっと慣れてきたこの頃ですが
涼しいぶんは動きやすいし助かります。

そしてやっと窯炊きに入りました。
ずっと成型ばかりだったので
しんどかった…
思っていたもの全部は出し切れなかったが
個展ぶん、ご注文分も合わせて沢山作ったので
ふた窯連続で炊くことになった。

そして先日届いた
定期購読しているWIRED
今回の特集は「ものづくりの未来」

僕がずっとふわふわと考えていたことが
言語にしてあって驚いた…と同時に
心が決まった感じがあって
少し心が軽くなった。

ちょっと離れた位置からものごと見れている人が
ちゃんといるんだなと感心した。

しっちゃかめっちゃか

最後の素焼きも終わり
不慣れな絵付け祭り開催中
絵付けはまだまだ「いつもの作業」
ではないので、道具や絵の具の配置が
決まらずヤキモキ。

 

絵付け専用の場所はまだなくて
ロクロの上で。

 

手のひらに乗るほどの

ちっちゃいひし形の豆鉢を
作りました。

もう日々絵付けとか釉薬がけとか
窯炊きへの最後の準備をしていましたが
どうしても形にしたくて。


手のひらに乗るほどの
可愛らしい奴です(*'▽')


先日はレンゲも作りましたし
こんなこまごましたうつわを
ウェブショップでの販売も視野に
提案していけたらと思っています。


梅雨に入っているのが噓のような
気持ちの良い風が吹いている今日の唐津。

個展も近くなり

日本橋髙島屋での個展まで
あとひと月。
成型はそろそろにして
窯炊きの準備に入っていきます。

なるべく同じ姿勢での
作業を延々と続けないように
していますが、やむを得ずでそうなった場合に
身体のあちこちに支障が出ます。
特に型打ち成型や磁器のうつわの削り作業が
続くとき。

パターンとしてまず左膝にきて
かばって右ひざにきはじめた頃
同時に右足首に届きます。

先週は野球のコーチをしている方が
右肘の骨が変形して曲がりづらいって
のを聞いたばかりだったので

ほんとに気をつけないと
いけないなと肝に銘じました((+_+))
続けることが大事。

今日は曇り空で幾分涼しい唐津。

店長の指定席(ここのところの)

お日様が出たとたん
蒸し暑っ!
という感じの今日の唐津

そうへい店長はいつもの席
“梱包資材等置き場”
でお昼寝


よっていつも梱包資材はここには置けない(笑)

丈上げ

シンプルな楕円の小鉢を作っています。

スライスした磁土を型にかぶせ
紐づくりで高台を作り、削り出します。

流行のアンティーク・民陶調の高台には
真っ平らな、いわゆるベタ底も多く
オシャレにも見えます。

ベタっとスパッと手早く…
そんな雰囲気にしたいとも思いますが
ちゃんと高台を付けて
たった五ミリでも盛り場の高さをを上げてやると
ただの家庭用のうつわでなく
しっかりとした料理も盛れる器になります。
ほんとに、全然変わります。

チョットした手間ではありますですが
譲れないところです。

身だしなみ

仕事のとき履いているAIRMAX90

(仕事着がクロックスサンダルの方がとても多いですが
足元がドラえもんみたいになるので好きじゃないのです。)


釉薬に調合する赤い顔料
ベンガラが染みついてたので
靴紐を交換


ベンガラ(弁柄)はいわゆる鉄サビで
黒や飴色の釉薬の着色のために添加します
ゆえに釉薬は真っ赤なので
白い衣服に跳ねると絶対に落ちません。
染料、絵の具にも使われるくらいですから。


ともかく靴も洗濯
歯ブラシなどを使いごしごし
完全には落ちなかったけど
洗いざらしたスニーカーが気持いぃ!


手入れをして綺麗になったものって
買いたてにまさる美しさがありますね。


経年変化して育ってゆく陶器と同じです。

素材感

オーバルのお皿を作っています
七寸皿感覚なので
お料理やお菓子の盛り合わせにも
良さそうです。

斑唐津バージョンは焼きあがっており
今作ってるのは白磁の土で


板状の粘土を型に押し込んで
成形するのですが
今回は押し込んだ時の手跡を残してみました。
白磁だとどう焼きあがるか。


また、土は再生したものを
使ってみました。
ドロドロの土を石膏の上に乗せ、急いで水気を切ると
粘土の中にたくさんの気泡が残ります。


この土をろくろ成形に使うと厄介ですが
今回は土をスライスした時に残る
気泡をそのまま残してみました。


うつわの表面に気泡が残ると
始末が悪いので指で押して消し
手跡があるのはその理由で。


裏側、高台の中には気泡がそのままです。
なかなか良い景色だなと
思わずニヤニヤ

リムの立ち上がりには
土を締めたときの縮れ、ヒビがそのまま残ります。

端正な型ものも良いですが
このところはこういった素材の気配のする
作りに興味が湧いています。

残念ながら

祖父も父も
工作全般が得意だ


赤水窯ギャラリー内の
展示台もほぼ全て手製


西欧趣味のレリーフ入りの
ベンチ、キャビネットは祖父の仕事
ノミ跡を残した重厚な仕上がりの
カウンターや展示台は父の仕事。


もちろんどちらもやれと言われてではなく
純粋に手仕事じたい好きでやったものに
違いありません。
手先も器用だし、センスもあるのでしょう。


何より、モノも情報もなかった時代
限られた資料と道具を手に
想像力をフルに働かせて
欲しいものを手作りしたのです。


僕にとっては幼いころからそこにあるので
何の気なしに眺め、触れてきたのですが
それは驚くべきことですよね。

 

そして最後に僕が先日工房に作った
作業用の台をご紹介しておきます。


中学の技術家庭レベルの工作に
血は薄まったもんだと
我ながら大変残念に、そして申し訳なく思っております(笑)